鹿島は序盤からG大阪を攻め立て、FW興梠選手が全得点に絡むなどの活躍を見せ前半だけで3点を奪い勝負を決めた。
JリーグはJ1、J2とも3月7日に開幕する。
【試合結果】
鹿 島 3−0 G大阪
(得点者)
前 6分 興 梠
前14分 マルキーニョス
前39分 野 沢
<コメント>
昨シーズンのJリーグチャンピオンと天皇杯チャンピオンが対戦する毎年恒例のゼロックス・スーパーカップ。前回は審判の判定が物議を醸したがJリーグの開幕を7日に控え、今シーズンもリーグで中心的な存在となるであろう両チームの仕上がり具合に注目が集まった。結果は3−0でJリーグ3連覇を目指すアントラーズに軍配が上がり、両チームの完成度がハッキリと出る結果となった。
鹿島の勝因はは代表復帰を狙うFW興梠選手の活躍だろう。3得点全てに絡みチームを牽引した。後半はシステムを替えたG大阪に攻め込まれるシーンもあったが落ち着いた守備を見せ得点を許さなかった。また、鳴り物入りで入団した大迫選手も終了直前に出場した。選手層の厚い鹿島のFW陣の中に割って入れるかどうか今後が注目される。
シーズン最初のタイトルを獲得し、Jリーグ3連覇に向けて視界良好のアントラーズ。果たしてJリーグやACLでどんな戦いを見せてくれるのだろうか。
一方、昨シーズンはJリーグで苦戦したもののアジアの頂点に立ったG大阪。加地選手の怪我の影響もあって急造の3バックで臨んだが、Jリーグ随一の攻撃力を誇る鹿島の攻めの前に崩壊し、シーズン前に掲げた全タイトル制覇の夢は脆くも崩れ去った。
この試合で3バックが機能すればバリエーションが増えると西野監督は「ケガの功名」を狙ったのかも知れないが、そう上手く事は運ばなかった。後半は選手を入れ替え4バックに戻し果敢に得点を狙ったが、相手を脅かすまでには至らなかった。Jリーグ開幕前の練習試合で未だ勝利がない昨季のアジアチャンピオン。怪我人が多く出ているせいもあるが、西野監督も認めているようにチームの完成度はまだまだの感がある。7日のJリーグ開幕までに間に合うのか。G大阪にとって今シーズンもリーグ戦は鬼門になりそうな気がする。
7日から始まるJリーグ。今シーズンのドラマの結末は「3連覇達成」か「赤きダイヤモンドのリベンジ」か、それとも・・・・。W杯予選はクライマックスを迎えようとしているが、2009年の本格的なサッカーのシーズンがもうすぐ始まろうとしている。
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