2009年02月12日

世界との距離は・・・縮まらないのか?【サッカー 2010年W杯アジア最終予選】

  サッカーの2010年南アフリカW杯アジア最終予選が11日、各地で行われ、グループ1の日本はホームでオーストラリアと対戦し0−0の引き分けに終わった。日本は前半から何度となく相手陣内に攻め込んだが、詰めが甘くオーストラリアの強固なディフェンスを崩す事が出来なかった。
  また、グループ1のもう1試合、ウズベキスタン×バーレーンは1−0でバーレーンが勝利を収めた。グループ1は各国4試合を消化し、勝ち点10でオーストラリアがトップを守り、日本は勝ち点8の2位、以下バーレーン、カタール、ウズベキスタンの順となっている。

  一方、グループ1以上に熾烈な争いとなっているグループ2は、北朝鮮がサウジアラビアを1−0で下し、韓国とイランは1−1で引き分けた。グループ2も各国4試合を消化し勝ち点8の韓国がトップ、勝ち点7の北朝鮮が2位で、以下イラン、サウジアラビア、UAEの順となっている。

  日本は3月28日、ホームでバーレーンと対戦する。

【試合結果】
◎グループ1
日 本 0−0  オーストラリア

バーレーン     1−0  ウズベキスタン

◎グループ2
北朝鮮   1−0  サウジアラビア


イラン    1−1  韓 国  

太字はホーム


【順位表】
◎グループ1
1オーストラリア  10
2日 本        8
3バーレーン     4
4カタール       4
5ウズベキスタン   1

◎グループ2
1韓 国      8
2北朝鮮      7
3イラン       6
4サウジアラビア 4
5UAE       1

数字は勝ち点。グループ1の3、4位は得失点差による。

<コメント>
  「W杯最終予選の大一番」、「因縁の相手」等と試合前からマスコミが騒ぎ立てたオーストラリア戦。一歩引いて考えると、この試合に仮に負けてもグループの順位に影響する訳ではないし、逆に勝ったとしてもW杯本大会に行ける訳でもない。確かに大事な一戦ではあるのだが、この先まだ険しい道が続く、予選の一試合に過ぎないと言う見方も出来る。(「険しい」と書くと、グループ2の各国サポーターから怒られそうなくらい緩い坂道ではあるのだが・・・。)
  
  今回の相手、オーストラリアはメンバーのほとんどが欧州のクラブチームに所属しており、怪我で主力の一部が欠場した事や調整期間が短かった事を差し引いても、世界との距離を測る物差しとしては絶好の相手である。真剣勝負であるW杯予選でこのようなチームと対戦出来るだけでも有難い事である。特にW杯前に行われるコンフェデレーションズ杯に出場できない事を考えるとなおさらである。

  さて、世界との距離を測るべくオーストラリアに挑んだ岡田ジャパンだが、結果はスコアレスドロー。この予選だけの事を考えると、日豪双方にとって満足行く結果ではないにしろ、不幸な結果とはならなかった。満足度と言う点ではオーストラリアの方が高かったとは思われるが・・・。

  試合を振り返ってみると、日本のディフェンスは概ね合格点を上げても良い内容だったと思う。コンディションが良くなかったせいか、相手があまり攻めて来なかった事もあるが、危ない場面は殆どなかった。ドイツW杯で苦しめられた1トップのケーヒルに仕事をさせず、最近の試合で見せていた自陣ゴール前での連係の不安定さも見られなかった。前線からプレッシャーをかける事も出来ていたと思う。

  しかし、世界と言う視点で見ると攻撃に関してはまだその域に達しているとは言えない。世界と比べてフィジカル面で劣る日本が短いパスを繋いで、サイドを崩すと言うコンセプトは間違っていないと思う。この試合でもパスが繋がりサイドの崩しも出来ていた。しかし、相手の守備陣に脅威を与えたかと言うとそうとも言えなかった。相手は日本の攻撃を見切ったかのように冷静に対応していた。攻め立ててはいたが攻撃が単調だった為、得点を奪えると言う雰囲気を感じ取る事は出来なかった。リスクが伴う事を承知の上で、特に相手の運動量が落ちた後半にゴール付近でもっと仕掛けるとか、相手の嫌がるプレーをしつこくやれば突破口を見い出せたかも知れない。日本がドイツW杯でやられたように・・・。

  ディフェンス面では通用する部分が多かった反面、サイドからのクロスの精度、攻撃する際のスピード&リズムの変化、そしてゴールへの執着心など・・・。攻撃面では、世界と戦う為に課された宿題が多い事を認識させられた試合でもあった。

  世界との距離を測る戦いの次は、敵地で傷付けられたプライドを取り戻す戦いである。大きな意味を持つ一戦になる次のバーレーン戦。勝てばW杯本大会へ大きく前進するし、万が一負けるような事があれば順位は変わらないものの、中東2カ国と共に混戦の泥沼にはまる可能性すらある。6月に「赤道越え」の過酷な遠征を控えている事を考えると、そして最近ホームで勝てていない事を考えると、今度こそ負けは許されない戦いとなる岡田ジャパン。果たして「岡田」の看板は守られるのだろうか。





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[発売日] 2002-10-12
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posted by スポーツ職人 at 21:55| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(35) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする