【試合結果】
鹿児島城西 5−3 前橋育英
<試合経過>
前半4−3と言うスコアが示す通り点の取り合いとなった。1−3と一時は劣勢に立たされた鹿児島城西だったが、前半終了間際に大迫勇の同点ゴールで追いつくとすぐさま相手のO.Gで逆転に成功した。後半も1点を追加した鹿児島城西が追いすがる前橋育英を振り切った。
広島皆実 1−0 鹿島学園
<試合経過>
広島皆実が後半12分に金島が上げた1点を守り切り勝利を収めた。鹿島学園は相手の堅守に阻まれチャンスを作る事が出来なかった。
【決勝組合せ】
鹿児島城西×広島皆実 (14:05・国立競技場)
<コメント>
年末から熱戦が繰り広げられてきた今年の高校サッカーもいよいよファイナルを残すのみとなった。そのファイナル進出を懸けて行われた準決勝2試合。試合会場は例年行われて来た国立競技場ではなく、日本代表の試合やワールドカップの会場としてお馴染みの埼玉スタジアム。国立競技場と比べて交通の便が良くない成果、スタンドには空席が目立ったが、それでも両方の試合とも白熱した試合展開だった。
勝てば初の決勝進出となる鹿児島城西と決勝進出へ4度目の挑戦となる前橋育英の試合は、全日本ユースで対戦した時と同様、前半からノーガードの打ち合いとなった。結果は鹿児島城西が大量5得点を奪い、決勝進出を果たした。今大会注目の選手である大迫選手だけでなく、どこからでも点が取れる破壊力のある攻撃は凄まじいものがあった。FW2人が全試合で得点を上げて、チームとしても27得点の記録更新。得点力不足に悩む日本代表の岡田監督の羨む顔が目に浮かびそうな成績である。
一方の前橋育英は、4たび準決勝の壁に跳ね返された。ここまで無失点で勝ち上がってきたが、先に点を取られたのが全てだったような気がする。その後3点を取り一時はリードを奪ったが、点の取り合いを挑んだ事で鹿児島城西の「アリ地獄」に引き込まれてしまった感がある。
続く広島皆実と鹿島学園の試合はスポーツニュースのダイジェスト出しか見ていないが、広島皆実の堅守が光り、鹿島学園はなす術がなかった試合だったようだ。
さていよいよ憧れの国立の舞台に立つ両チーム。広島皆実の堅守が鹿児島城西の破壊力ある攻撃をどこまで食い止める事が出来るか、と言う試合になりそうだ。広島皆実が、攻撃に比べて少しルーズな鹿児島城西のディフェンスを上手く突いて先に点を奪えば面白い試合になりそうだ。どちらが勝つにしても、高校生らしい最後まで諦めないプレーを見せてくれる事を期待したい。
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