日本相撲協会は9日、初場所(11日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の幕内取組などを決めた。
新大関日馬富士は初日に嘉風、2日目は雅山の挑戦を受ける。3場所連続休場明けの朝青龍は初日に稀勢の里、2日目は琴奨菊との対戦で再起を目指す。
4連覇を狙う白鵬は初日が豊ノ島、2日目は旭天鵬。大関かど番の魁皇は初日の雅山戦で復調ぶりを占う。十両以上に初日からの休場はなかった。
<コメント>
先日行われたけいこ総見で調整不足を露呈し、再び休場するのではと騒がれた横綱朝青龍だったが、初場所に出場する事が決定した。
けいこ総見では、横綱白鵬にことごとく砂を浴びせられ、新大関日馬冨士にも威厳を示す事は出来なかった。もし初場所を休場する事になると4場所連続となるが、横綱貴乃花や武蔵丸が過去にこれより長い期間休場した前例がある事から、横綱審議委員から万全な状態で春場所出場しては、と言う声も聞かれた。(今場所休めば、ますます風当たりが強くなるのは明らかではあるが・・・。)
しかし、それを振り切って今場所出場すると言う事は本人に相当な覚悟があるに違いない。それとも、最近活発になっている相撲以外の活動などから既に引退後の青写真を描いているのだろうか。
他の部屋の親方や評論家は、現在の状態を見る限り今場所15日間相撲を取るのは無理だと口を揃えて言う。果たして初日に招待していると言われるサッカー元日本代表の中田英寿氏らの前で、かつて他の力士を震え上がらせた強さを見せ、横綱の威厳を取り戻す事が出来るのか。それとも序盤で負けがかさんで引退の花道となってしまうのか。これまでヒール役として角界を賑わせた「ブルードラゴン」の運命が決まろうとしている。
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