日本サッカー協会は30日、「キリンチャレンジカップ2009 〜ALL FOR 2010!〜」のフィンランド戦(2月4日)とワールドカップ(W杯)・アジア最終予選のオーストラリア戦(2月11日)の招集メンバー25名を発表した。
海外組からは、中村俊(セルティック)、松井(サンテティエンヌ)、大久保(ボルフスブルク)ら5名が選ばれた。昨年12月に左ひざ半月板の内視鏡出術を受け、コンディションが心配されていた闘莉王(浦和)もメンバーに入った。
海外組はオーストラリア戦の前々日である2月9日に合流する予定。中村俊のみ、所属クラブとの調整次第で合流が早まる可能性がある。
W杯アジア最終予選は、10チームが2組に分かれて行われ、各組上位2チームまでが本大会に進出し、3位同士はプレーオフを行い、さらにオセアニア地区1位との大陸間プレーオフを戦う。
日本代表メンバーは以下の通り。
GK:
都築龍太(浦和)、川島永嗣(川崎)、菅野孝憲(柏)
DF:
寺田周平(川崎)、中澤佑二(横浜FM)、高木和道(G大阪)、田中マルクス闘莉王(浦和)、駒野友一(磐田)、長友佑都(FC東京)、安田理大(G大阪)、内田篤人(鹿島)
MF:
中村俊輔(セルティック/スコットランド)、橋本英郎(G大阪)、稲本潤一(フランクフルト/ドイツ)、遠藤保仁(G大阪)、中村憲剛(川崎)、松井大輔(サンテティエンヌ/フランス)、今野泰幸(FC東京)、長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)、香川真司(C大阪)
FW:
玉田圭司(名古屋)、巻誠一郎(千葉)、大久保嘉人(ボルフスブルク/ドイツ)、田中達也(浦和)、岡崎慎司(清水)
<コメント>
2月4日に行われる親善試合のフィンランド戦、そして11日に行われるW杯アジア最終予選のオーストラリア戦に向けた代表メンバーが発表された。
チームの底上げを狙ったアジア杯最終予選の2試合だったが、その目的を達成する事は出来なかった。特に昨年に続いて敗れたバーレーンとの試合は人目に触れる事が無かったのが不幸中の幸いだった。恐らく多くの人々が映像を目にしたら、世間からのプレッシャーは相当なものだっただろう。
アジア杯最終予選の戦いで改めて欧州組、特に中村選手への依存度が高い事を露呈する形になった岡田ジャパン。世界3位を目指すには、欧州のクラブに所属する選手を多く擁するオーストラリア戦が1つの関門となり世界への扉を開ける事が出来るかどうか指標となる。とは言っても、バーレーン戦の結果を見る限り軽々しく「世界」と口にする事が出来ない現状ではあるのだが・・・。
欧州各国はシーズン真っ只中で、シーズンオフの国内組と比べると恐らくトップコンディションに近い状態で帰ってくる事になるだろう「ヨーロッパ5人衆」。裏を返せばバーレーン戦の敗因の1つにコンディションを挙げていた指揮官にとって、今度は言い訳出来ない状況になったとも言える。中東で出来た綻びを短い期間でどこまで修正できるか。
岡田監督にとって文字通り勝てば天国、負ければ世間のバッシングを浴びる事になるであろう地獄となる2月前半の2試合。果たして結末やいかに・・・。
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〜追 記〜 勝てなかったら解任?