パチューカ(メキシコ)を2−0で下し決勝進出を果たした。
クラブワールドカップ準決勝のもう一試合、ガンバ大阪×マンチェスターUは18日、横浜国際総合競技場で行われる。
【準決勝試合結果(17日)】
リガ・デ・キト 2−0 パチューカ
【今後の日程】
@5位決定戦 アルアハリ×アデレード(18日)
A準決勝 ガンバ大阪×マンチェスターU(18日)
B3位決定戦 パチューカ×Aの敗者(21日)
C決 勝 リガ・デ・キト×Aの勝者(21日)
試合会場は全て横浜国際総合競技場
<コメント>
クラブの南米王者×欧州王者が対決するTOYOTAカップから、各大陸のクラブチャンピオンが集い文字通り「クラブ世界一」を競う大会に変わって4回目となる今年。
これまで決勝は何れも南米王者×欧州王者であった。日本人としては、ガンバ大阪が世界を驚かせる事を期待したいのだが、現実的にはマンチェスターUが2つの決勝のイスの内の1つを占めるだろう。図式が変わる可能性があるとしたら、今日行われたパチューカ×リガ・デ・キトの方だった。しかし、南米王者の牙城は今回も崩れなかった。
南米の小国エクアドル。ガラパゴス諸島で有名な国であるが、サッカーはと言うと、代表チームが2002年の日韓W杯、2006年のドイツW杯と連続して出場してはいるものの、同じ南米のブラジルやアルゼンチンと比べると目立たない存在である。
そのエクアドルの強豪クラブチーム、リガ・デ・キトがリベルタドーレス杯を制し、日本に乗り込んで来た。資金的には決して裕福なクラブではない。勿論、世界的に有名な選手がいるはずもなない。(能力のある選手はヨーロッパのクラブに引き抜かれてしまう現状は、他の南米のクラブと同様である。)
国内では強く、今回南米を制したとは言え、資金力もなく国外でも知名度が低いクラブがこの大会で決勝まで進むのは厳しいのではないか、と言う声も聞かれる中で行われた今日の試合。
しかし蓋を開けてみると、先に2点を先制し、その後はパスワークで相手チームを崩していくパチューカをチームの「売り」である組織的な守備で封じ込めた。厳しい大陸予選を破ってきた強さはダテではなかった事を証明した試合だった。
一方、パチューカはボールを支配し、パスワークで相手を崩しにかかったが、相手の組織的な守備に得点を奪う事が出来なかった。強固なディフェンスを身上とする相手に先に点を取られた事も痛かった。
明日はいよいよガンバ大阪が、世界でも有数の「お金持ちクラブ」であるマンチェスターUと対戦する。欧州のビッククラブにアジアチャンピオンがどこまで迫れるか。個人的には、世界的GKファン・デル・サール選手の逆を突く遠藤選手の「コロコロP.K」が見たいものである。
エクアドルを知るための60章 (エリア・スタディーズ) 販売元 : Amazon.co.jp 本 価格 : ¥ | |
マンチェスター・ユナイテッド オフィシャルDVD マンチェスター・ユナイテッド チャンピオンズ・テクニック 販売元 : Amazon.co.jp DVD 価格 : ¥ | |
→G大阪×マンUの試合が今から楽しみだ、と言う方はクリックをお願いします。