サッカーのJリーグJ1、J2入れ替え戦の第2戦が13日、磐田のホームであるヤマハスタジアムで行われ、ジュビロ磐田が松浦選手の2得点でベガルタ仙台を下し、J1残留を決めた。敗れたベガルタ仙台は後半終了間際に1点を返したが及ばず、2003年以来のJ1復帰はならなかった。
Jリーグは来シーズンからJ1の下位3チームとJ2の上位3チームが自動的に入れ替えとなる為、入れ替え戦は今シーズンが最後となる。
また、FIFAクラブW杯は2日目を迎え国立競技場で行われた準々決勝、アルアハリ(アフリカ代表)×パチューカ(北中米カリブ海代表)は延長戦の末、4−2でパチューカが勝ち、準決勝進出を決めた。今シーズンACLチャンピオン、G大阪は14日、 豊田スタジアムでアデレード(オーストラリア)と対戦する。
【J1J2入れ替え戦第2戦の結果】 磐 田 2−1 仙 台
対戦成績1勝1分けで磐田がJ1残留
【クラブW杯結果】 パチューカ 4−2 アルアハリ
<コメント> スタジアムが満員にならずとも(日本のクラブチームの試合ではないので当然ではあるが)国際的な大会と言う事でLIVEでテレビ中継が行われたビックイベントと、両チームのサポーターが多数詰めかけ満員だったにも関わらず、ナショナルリーグの、しかもビックマッチではなかったと言う事で衛星放送での録画中継だった試合。(もしかしたら地元はLIVEで放送されていたのかも知れないが・・・)対照的な扱いとなった、クラブ世界一を決める大会と、クラブの明日の行き先を決める戦いが13日、行われた。
まずJ1J2入れ替え戦の方から。先日のアウエーでの戦いで若武者の上げた値千金の同点ゴールで有利な状況でホームに戻ってきた磐田が、この試合も19歳の若武者が再びチームを救い名門のメンツを保った。
試合は前半仙台が中盤を支配し、出足鋭いチェックで相手にチャンスを与えず、攻撃でも相手ゴールに再三再四迫った。それだけに結果論、「タラ」、「レバ」ではあるが、仙台にとっては支配していた時間帯に先制点を上げておけば試合の展開は変わっていたかも知れない。恐らく磐田の焦りを誘いカウンター攻撃がしやすい状況を作れただろう。試合を支配して逆に先制点を奪われた事で、逆に自らを追い込む状況を作ってしまった事が悔やまれる。仙台から大挙詰め掛け、また地元仙台で待つサポーターに吉報を届ける事は出来ず、週末から始まった光のページェントに彩を添える事も叶わなかった。
来シーズンは、J2上位3チームに入れば入れ替え戦なしで昇格出来る。今回J1昇格は果たせなかった仙台だが、しかしその資格は十分にあると感じた入れ替え戦だった。
対する、元J1王者の意地を見せた磐田は前半ボールが繋がらず苦しんだが、次代のジュビロを担うであろう19歳の松浦選手が第1戦同様チームを救った。「ミスタージュビロ」とも言うべき名波選手が今シーズン限りでの現役引退を表明しているがこれで安心してピッチを去る事が出来るのではないだろうか。
ピッチを去ると言えば、今シーズン途中から指揮を執ったオフト監督。言わずと知れたあの「ドーハの悲劇」の指揮官である。フロントから続投を要請されたが断り、それまで悠々自適の生活を送っていたスペインへ帰るらしい。1993年、日本をW杯に連れて行くと言うミッションを達成できずに代表監督を解任させられたが、今回はその後指揮を執ったチームのJ1残留と言うミッションを達成した事でその役割を終えたと思ったのだろう。また、就任当初の契約もそこまでだった。
一方、来シーズンに期待を抱かせた仙台の手倉森監督の去就は微妙らしい。このチームの監督交代劇はこの時期恒例である。フロントは結果だけを追求しているような気がしてならない。一度、味わった甘い汁を再び味わいたい気持ちは分かるが、もう少し長期的なビジョンでチームを作った方が良い結果を生むような気もするのだが・・・。
また、クラブW杯では、パチューカが2点のビハインドを跳ね返し昨年の屈辱の借りを返した。そして今夜ガンバ大阪が登場する。ACL決勝で下したアデレードとの再戦となるが、リベンジを目論む相手を返り討ちにする事が出来るか。世界的なビッククラブのマンチェスターUとの対戦を見たいファンの為に負けは許されない戦いとなる。どんな試合をするのか注目したい。
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posted by スポーツ職人 at 11:20| 東京 ☔|
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