大会は欧州代表マンチェスター・ユナイテッドなど6大陸の王者などが参加して行われ、12月21日に決勝戦(横浜国際総合競技場)を迎える。
またJリーグの入れ替え戦、ジュビロ磐田(J1)×ベガルタ仙台(J2)の第1戦が10日、ユアテックススタジアム仙台で行われ1−1の引き分けた。第2戦は13日、磐田のホームスタジアムであるヤマハスタジアムで行われ、磐田が勝つか0−0の引き分けならJ1残留が決まる。
【クラブW杯1回戦の結果(11日)】
アデレード 2−1 ワイタケレ
【JリーグJ1J2入れ替え戦第1戦の結果(10日)】
仙 台 1−1 磐 田
<コメント>
鹿島アントラーズの2連覇で幕を閉じた今年のJリーグ。天皇杯で勝ち残っている一部のチームを除き、多くのチームが既に来期を見据えチームの構想を練っている。そして今日、各大陸のクラブチャンピオンが集い世界一を争うクラブW杯が開幕した。
しかしそんな華やかなイベントの陰で、明日のチームの行く末を占う生き残りを懸けた戦いが繰り広げられている。J1残留争いである。チームにとって行き先がJ1なのかJ2なのかは、収入面や日程、そしてチーム編成を考えると、まさに生きるか死ぬかの問題である。今回入れ替え戦の対象となったジュビロ磐田は、J1で常に上位争いをし日本代表経験者を多く抱えている。そんなチームにとっては余計そう感じるだろう。
その磐田と対戦するのは、2003年以来のJ1昇格を狙うベガルタ仙台。J2で常に上位争いを演じながら、詰めが甘く昇格圏内に食い込めなかったが、今シーズンは何とか権利を得られる位置に踏み止まった。
入れ替え戦第1戦の舞台となるユアスタ仙台。スタジアムは市街地から北に行った住宅街にある。近くに地下鉄が通っている事から、2002年W杯で日本×トルコが行われた宮城スタジアムよりかなり交通の便が良いらしい。昔は何もない所だったと記憶しているが、(そもそも仙台市ではなかった。)昨年帰省した時に所用で近くを通り過ぎた時、周辺のあまりの変わり様にビックリした。昨日は全国的に暖かかったとは言え、この時期に行われるナイターゲームは、両チームの置かれた立場と併せて身に堪えるだろう。
そんな第1戦。喉から手が出るほど欲しかった先制点を上げたのは、悲願のJ1昇格へ突き進む仙台だった。ホーム&アウエーではホームで相手に点を与えない、と言う鉄則があるが、相手に得点を許さず自ら先に点を奪う理想的な形で前半を終えた。
しかし、元J1王者の底力だろうか。後半開始早々、ゴール前の混戦から与えてはいけない点を許し、そのままドローとなった。仙台にとっては痛いが、対する磐田にとっては値千金の一発で勝ちに等しい引き分けと言う結果を得て、家族(サポーター)の待つ我が家に戻る事が出来た。
磐田有利の状況の中で、よその家に乗り込む我が故郷がホームタウンのベガルタの下剋上はあるのか。そして隣県がホームタウンのモンテディオに続く事は果たして出来るのか。クラブW杯の開幕戦をビール片手に観戦し、アマチュアチームのワイタケレの健闘に拍手を送りつつ思うのであった。
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