日本相撲協会は26日、福岡市内で開いた来年初場所(東京・両国国技館)の番付編成会議と理事会で、関脇安馬改め日馬富士(はるまふじ)の大関昇進を決めた。
昇進を機にしこ名を改めた日馬富士は「大関の名を汚さぬよう、一生懸命けいこしていい相撲を取りたい」と決意を述べた。来年初場所の新番付は2横綱、5大関となる。
<コメント>
先日行われた九州場所の優勝決定戦では横綱白鵬に敗れたものの本割でその横綱を下し、13勝2敗の好成績を収めた安馬改め日馬冨士の大関昇進が正式に決まった。
初土俵の時の映像がテレビで流れていたが、まるで針金のようにとにかく細かった。今でこそ筋骨隆々の体つきになったが、それでも幕内の他の力士と比べると体格に恵まれているとは言えない。それでもスピードと技に磨きをかけてここまで上り詰めた。慣れない日本の生活や相撲界独特のしきたりに戸惑いながら、相当の努力を重ねたのだろう。初優勝は来年以降にお預けとなってしまったが、今後は横綱と対等に渡り合えるようになり、大関に踏みとどまる事無く角界のトップの座に立って欲しいと思う。
近年暗い話題が多い大相撲界。それを物語るように九州場所の観客の入りも良くなかったと聞いている。日本人としては、日本の力士に土俵を盛り上げて欲しい、と言いたい所だが、それに相応しい力士が見当たらないのが残念ではある。
来場所は朝青龍の進退を懸けた戦いや白鵬そして日馬冨士の事など話題が多い場所になりそうである。是非、「モンゴルトリオ」を中心に土俵が盛り上がる事、そして彼らを打ち破る日本人力士が現れる事を期待したい。
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