J1で首位を走る鹿島アントラーズはアウエーで大分と対戦し、後半日本代表の内田が上げた先制点を守り切り1−0で勝利を収めた。鹿島を追う名古屋も京都に競り勝った。一方、昨年のアジアチャンピオン浦和レッズは1−2で清水に敗れ、優勝戦線から大きく後退した。
また、J2では勝てば初のJ1昇格となる山形が引き分け次節以降に持ち越しとなった。
大詰めを迎えたJリーグは各チーム残り2試合となった。J1では次節鹿島が勝ち、2位の名古屋と3位の川崎Fが共に引き分けるか負ければその時点で鹿島の2年連続のJリーグチャンピオンが決まる。
【J1第32節結果】
浦 和 1 - 2 清水
川 崎 4 - 0 G大阪
京 都 2 - 3 名古屋
神 戸 1 - 1 FC東京
大 分 0 - 1 鹿 島
千 葉 0 - 3 横浜FM
東京V 1 - 1 札 幌
新 潟 2 - 2 大 宮
磐 田 3 - 3 柏
左側がホーム。
【J1順位表】
1 鹿島アントラーズ57
2 名古屋グランパス55
3 川崎フロンターレ54
4 浦和レッズ53
5 大分トリニータ52
10 柏レイソル43
11 横浜F・マリノス42
12 京都サンガF.C40
13 大宮アルディージャ39
14 アルビレックス新潟39
15 ジュビロ磐田37
16 東京ヴェルディ37
17 ジェフユナイテッド千葉35
18 コンサドーレ札幌18
チーム名右側の数字は勝ち点。同点の場合は得失点差などによる。
<コメント>
残り2節となった今年のJリーグ。ここではリーグチャンピオン、J1残留&昇格争いの展望について書いてみたいと思う。
昨年同様、最終節までもつれ込みそうな優勝争い。数字の上では6位のFC東京までチャンスがあるが事実上、鹿島、名古屋、川崎F辺りまでが圏内とみる。
昨年、逆転優勝し復活した鹿島はゴールランキングトップのマルキーニョスを中心とした攻撃陣と守備陣が上手く噛み合って今シーズンも安定した戦いを続けており、優勝に最も近いと言える。何より23日の試合で上位争いを演じる大分を下したのは大きかった。昨年の最終節での逆転劇を考えると油断は出来ないだろうが、J2降格の危機にある事から死に物狂いで挑んで来るであろうジュビロ磐田戦を切り抜ける事が出来れば、かなり視界が開けて来るのではなかろうか。
現在2位の名古屋もシーズンを通して優勝争いを演じて来た。最終節でナビスコ杯チャンピオンの大分とアウエーで対戦するだけに逆転する為には次の札幌戦は絶対落とせない一戦となる。
3位の川崎Fは、次節が最近好調の神戸、最後がJ2降格を防ぐべく必死に戦うであろう東京Vが相手だけに上の2チームに比べれると厳しいか。
昨年、アジアチャンピオンの座に就いた浦和は現在4位。残る対戦もG大阪、横浜FMと気の抜けない相手が続くだけにタイトル奪還は極めて厳しく、無冠どころか来期のACL出場権獲得も危うい状況である。シーズンを通して監督と選手が一枚岩になれなかった感のあるレッズ。最後に意地を見せて欲しい。
そして優勝争い以上にクラブにとっては死活問題のJ1残留争い。入れ替え戦まで考えると現在、天国と地獄の境界線に立たされているチームがまだ多くあり、最後まで予断を許さない状況が続いている。最終節に組まれている磐田×大宮戦は、かなり痺れる試合になるのではないだろうか。その磐田、天皇杯ではメンバーをほとんど入れ替えるとか。
先日起きた天皇杯のメンバー問題が再燃しそうな雰囲気であるが、なりふり構っていられないと言うのがオフト監督始め関係者の心境なのだろう。
一方、J2はサンフレッチェ広島が既に優勝&J1昇格を決めている。残る自動昇格圏1枠も山形が有力となっている。入れ替え戦に進む枠を仙台、C大阪、湘南辺りが争っているが仙台が一歩リードしている。個人的には我が故郷の仙台×山形の「みちのくダービー」を是非、J1の舞台で見たいと思っている。
いよいよクライマックスを迎えようとしている今年のJリーグ。果たして、どんな人間模様が繰り広げられるのだろうか。
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