2008年07月28日

常連、復活、初登場!!役者が揃い筋書きのないドラマは第二幕へ!! 【高校野球 第90回全国高校野球選手権大会】

  第90回全国高校野球選手権大会の地方予選は27日、全国で最後となる東東京、北神奈川、南大阪で代表が決まり、各都道府県の代表55校が出揃った。
  この内、北神奈川で行われた慶応×東海大相模は、4時間を超える大熱戦となったが、慶応が延長13回にホームランなどで勝ち越して勝利を収め、46年ぶりに甲子園行きのキップを手にした。一方、3年連続で決勝に進出した東海大相模だったが、またしても厚い壁に阻まれ、夏の甲子園出場に手が届かなかった。
  この他、東東京では関東一高が春夏連続出場を果たし、南大阪では近大付属が注目の1年生勧野を擁するPL学園を下し、甲子園出場を果たした。

  90回目の真夏の祭典は8月2日から17日まで、甲子園球場で行われる。

【各都道府県代表校】
北北海道  駒大岩見沢(2年連続4回目)
南北海道  北 海(9年ぶり34回目)
青 森   青森山田(5年連続9回目)
秋 田   本 荘(2年ぶり4回目)
岩 手   盛岡大付(4年ぶり6回目)
山 形   酒田南(3年ぶり8回目)
宮 城   仙台育英(3年連続21回目)
福 島   聖光学院(2年連続5回目)
茨 城   常総学院(3年連続12回目)
栃 木   白鴎大足利(29年ぶり3回目)
群 馬   桐生一(2年ぶり9回目)
北埼玉   本庄一(初出場)
南埼玉   浦和学院(3年連続10回目)
東千葉   木更津総合(5年ぶり2回目)
西千葉   千葉経大付(2年ぶり3回目)
東東京   関東一(14年ぶり4回目)
西東京   日大鶴ヶ丘(18年ぶり2回目)
北神奈川  慶 応(46年ぶり17回目)
南神奈川  横 浜(2年ぶり13回目)
山 梨   日本航空(3年ぶり5回目)
新 潟   県央工(初出場)
富 山   高岡商(3年ぶり16回目)
石 川   金 沢(2年ぶり12回目) 
福 井   福井商(4年連続19回目)
長 野   松商学園(2年連続35回目)
静 岡   常葉菊川(2年連続3回目)
東愛知   大 府(28年ぶり3回目)
西愛知   東 邦(6年ぶり15回目)
岐 阜   市岐阜商(5年ぶり4回目)
三 重   菰 野(3年ぶり2回目)
滋 賀   近 江(2年連続10回目)
奈 良   智弁学園(2年連続15回目)
和歌山   智弁和歌山(4年連続16回目)
京 都   福知山成美(2年ぶり3回目)
北大阪   大阪桐蔭(2年ぶり5回目)
南大阪   近大付(15年ぶり4回目)
東兵庫   報徳学園(2年連続13回目)
西兵庫   加古川北(初出場)
岡 山   倉敷商(11年ぶり7回目)
広 島   広 陵(2年連続19回目)
鳥 取   鳥取西(3年ぶり23回目)
島 根   開 星(3年連続6回目)
山 口   下関工(初出場)
香 川   香川西(2年ぶり3回目)
愛 媛   済 美(3年ぶり3回目)
徳 島   鳴門工(3年ぶり5回目)
高 知   高 知(2年連続12回目)
福 岡   飯 塚(初出場)
長 崎   清 峰(2年ぶり3回目)
佐 賀   佐賀商(2年ぶり15回目)
大 分   日田林工(9年ぶり4回目)
熊 本   城 北(13年ぶり3回目)
宮 崎   宮崎商(39年ぶり4回目)
鹿児島   鹿児島実(4年ぶり16回目)
沖 縄   浦添商(11年ぶり3回目)


【各校初戦の組合せ】
◎第1日
1 駒大岩見沢(北北海道) − 下関工(山口)
2 済美(愛媛) − 智弁和歌山(和歌山)
3 鳥取西(鳥取) − 木更津総合(東千葉)
◎第2日
1 日大鶴ケ丘(西東京) − 鹿児島実(鹿児島)
2 城北(熊本) − 宮崎商(宮崎)
3 智弁学園(奈良) − 近江(滋賀)
4 新潟県央工(新潟) − 報徳学園(東兵庫)
◎第3日
1 常総学院(茨城) − 関東一(東東京)
2 本荘(秋田) − 鳴門工(徳島)
3 浦添商(沖縄) − 飯塚(福岡)
4 千葉経大付(西千葉) − 近大付(南大阪)
◎第4日
1 本庄一(北埼玉) − 開星(島根)
2 青森山田(青森) − 日本航空(山梨)
3 慶応(北神奈川) − 松商学園(長野)
4 大府(東愛知) − 高岡商(富山)
◎第5日
1 白鴎大足利(栃木) − 清峰(長崎)
2 東邦(西愛知) − 北海(南北海道)
3 大阪桐蔭(北大阪) − 日田林工(大分)
◎第6日
1 桐生第一(群馬) − 金沢(石川)
2 広陵(広島) − 高知(高知)
3 浦和学院(南埼玉) − 横浜(南神奈川)
4 菰野(三重) − 仙台育英(宮城)
◎第7日
1 福井商(福井) − 酒田南(山形)
▽2回戦
2 聖光学院(福島) − 加古川北(西兵庫)
3 市岐阜商(岐阜) − 香川西(香川)
4 福知山成美(京都) − 常葉菊川(静岡)
◎第8日
1 佐賀商(佐賀) − 倉敷商(岡山)
2 盛岡大付(岩手)−  駒大岩見沢(北北海道)×下関工(山口)の勝者

<コメント>
  6月に沖縄で始まった甲子園を目指す戦いは、昨日(27日)の東東京などを最後に幕を閉じ、真紅の大優勝旗を目指す55校が決まった。
  甲子園ではお馴染みのチームや、初めて甲子園の土を踏むチームなどが高校野球の聖地に集い、筋書きのないドラマ第2幕を繰り広げる。
 
  地方予選の結果を振り返ってみると、何年も続けて夏の甲子園に出て来るチームもあれば、ここ数年幾度となく予選の決勝に進み、その度に厚い壁に跳ね返されてしまうチームもあり、勝負の神様は何と非情な決断を下すのか、と思わずにはいられない。また、今春行われたセンバツで上位に進出したチームのほとんどが戻ってくること無く表舞台から去ってしまった事が、夏の大会を勝ち抜くのがいかに難しいかを表している。それがプロ野球にはない、高校野球の面白さでもあり、まさに筋書きのないドラマなのである。

  さて、出場校の顔触れを見ると、初出場が5校とフレッシュさに幾分欠ける感はあるが、慶応や宮崎商、白鴎大足利(旧足利学園)など、今の選手がまだ生まれていない時以来、久しぶりに夏の甲子園に帰ってくるチームもあり、なかなか面白い顔触れが揃ったと思う。

  各地区予選で例年以上に接戦が展開され、きっかけ一つで代表校が変わったであろう地区も多かった。それを考えると本選も混戦が予想され、昨年の佐賀北のように、誰も予想しないシナリオが用意されているような気がする。また初戦で同じ地域同士のチームが当たる組合わせがある(特に九州と関東)のも興味深い。
 
  北京五輪の関係で日程が早まり、甲子園練習もなければ組合せ抽選会もないなど、異例づくめの記念大会ではあるが、例年同様、ファンの心を引き付ける試合やプレーが多くある事を期待したい。









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ラベル:甲子園 高校野球
posted by スポーツ職人 at 22:35| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(8) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする