前半先制点を許した日本は41分に香川(C大阪)のゴールで同点に追いついた。そして試合終了間際の後半44分に岡崎(清水)が頭でゴールを奪い逆転し、オーストラリアを下した。
五輪壮行試合第2戦は29日に行われ、国立競技場でアルゼンチンと対戦する。
【試合結果】
U−23日本 2−1 U−23オーストラリア
(得点者)
前34分 トンプソン
前41分 香 川
後44分 岡 崎
<コメント>
今年の夏、高校野球と共に世間の注目を集めるであろう、4年に1度のスポーツの祭典、オリンピックが北京で行われる。(北京五輪の事については本紙でも何度か取り上げて来たので、今更改まる必要もないのだが・・・。)
開幕まで1ヶ月を切り、出場する各選手は最後の調整に余念がないだろう。水泳やマラソン、柔道などメダル獲得が期待されている競技は特に注目されている。
サッカーも予選突破、あわよくばメダル獲得が期待されている種目である。そんな中で行われたオーストラリアとのテストマッチ。高さがある相手を仮想アメリカに見立てて行われた。
試合は前半、ディフェンスの連係ミスから先制点を許す苦しい展開となったが、前半の内に何とか同点に追いつき後半へ。
後半も何度かサイドを崩す攻撃を見せたが得点を奪えず、引き分け濃厚となった終了間際に途中出場の岡崎選手が頭でゴールを奪い逆転勝利を収めた。
連係ミスから失点し課題は残った。逆転ゴールも相手GKが目測を誤ったようにも見えた。しかし、サポーターや日本サッカー協会のお偉方が見守る「壮行試合」で、しかもOA枠を行使した相手に結果を残した事、特に途中から入った選手が決勝点を挙げた事は、オリンピック本番に向けて大きな自信に繋がっただろう。本番でも、今日のように蒸し暑く、サッカーをやるにはタフな天候となるなる事が予想される。しかも、予選リーグは日程的にタイトである事から、途中から入った選手がどれだけ活躍できるかが、予選突破のカギを握るであろう。(それ以前に相手を慌てさせるような接戦に持ち込む事が前提ではあるが・・・。)
29日の壮行試合第2戦となるアルゼンチン戦、そしてオランダ、ナイジェリア、アメリカと厳しい相手との対戦が続くオリンピック本番での予選リーグ。OAに頼らず(頼りたくても頼れない状況だったとも言えるが・・・)強敵と相対する反町ジャパン。果たしてこの後、どんな試合を見せてくれるのであろうか。

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