2008年07月10日

筋書きのないドラマ2008  ドラマの序章地方予選を占うVol3  【高校野球 地方予選展望】

  第90回全国高校野球選手権大会地方予選の行方を探るシリーズ。3回目となる今回は、は関東地区の展望・状況などを紹介する。

  この週末に栃木、千葉、神奈川大会が開幕し、全ての都県で熱戦が繰り広げられる事になる。首都圏を中心に例年私学勢が強い地域だが、今年は果たして・・・。   
  

【栃 木】・・・昨夏代表  文星芸大付
  センバツ出場の宇都宮南、春の県大会優勝の宇都宮工が有力も、昨夏代表の文星芸大付など甲子園を経験している私学勢も照準をこの大会に合わせており混戦が予想される。
   
【群 馬】・・・昨夏代表 前橋商
  私学では甲子園常連の桐生第一、その桐生第一を春の県大会で下し優勝した前橋育英、公立なら投手力のある前橋工、桐生市商、高崎商が中心か。抜け出たチームなく混戦が予想される。

【茨 城】・・・昨夏代表  常総学院
  名将木内監督が復帰した常総学院が3年連続出場を目指す。対抗馬は霞ヶ浦や土浦湖北など。センバツ出場の水戸商は、その後の出遅れをどこまで取り戻せるか。

【埼 玉】・・・昨夏代表 浦和学院
  記念大会で2校出場の埼玉県。南はセンバツ準優勝の聖望と浦和学院、北は春日部共栄と昨年夏の予選準優勝の本庄一の争いか。春の県大会で活躍した市立川越や松山、市立川口などの公立勢ががどこまで迫るか。それにしても東西に長い県をどうして南北に細切りにしたのか。分け方が不自然と感じるのは小生だけだろうか。(神奈川も同様。)

【東東京】・・・昨夏代表 帝 京
   甲子園のマウンドを経験している高島投手擁する帝京がリードする。センバツ出場の関東一はノーシードから春夏連続出場を目指す。順当に勝ち進むと両校が4回戦で対戦する。私学が上位を占める傾向が強いが今年もその可能性が高い。傑出したチームが見当たらない都立勢は苦しいか。

【西東京】・・・昨夏代表  創 価
  春の都大会準優勝、選手層が厚い日大三が最右翼。これを追うのは二高、鶴ヶ丘の日大勢か。昨年の経験者が残る創価や一昨年の代表早実も勢いに乗れば怖い存在。都立では昨年から注目されている調布南の高野投手がどんなピッチングを見せるか。


【千 葉】・・・昨夏代表  市立船橋
  記念大会で2校出場の千葉県。東は昨年の夏、気やしい思いをしたメンバーが残った木更津総合が有力。21世紀枠で全国の舞台を経験した安房は実力でキップを掴み取る事が出来るか。西はセンバツベスト4の千葉経大附が中心。昨夏代表の市船橋などがどこまで迫るか。

【神奈川】・・・昨夏代表  桐光学園
  ここも2校出場。(当然か)試合数の負担は減ったが、強豪校のバランスは偏った。南は常連の横浜が有力。初戦で当たる可能性が高い日大藤沢、その次の平塚学園×藤嶺藤沢の勝者と対戦する序盤戦が最初のヤマとなる。反対に北は昨夏代表の桐光、センバツ出場の慶応に桐蔭、東海相模と強豪ひしめく激戦区。どこが勝ち上がってもおかしくない。

【山 梨】・・・昨夏代表 甲府商 
  好投手渡辺投手を擁し、攻撃力のある東海大甲府を昨夏代表の甲府商や日本航空、夏に強い甲府工などが追う。昨秋、今春と好成績を収め東海大甲府の対抗馬と目されていた山梨学院大付が初戦で姿を消した。


【今日の地方予選情報】
  鹿児島では、鹿児島工、神村学園の有力校の他、れいめい、喜界がベスト8進出。この他、浦和学院、創価、松商学園などの昨夏代表は勝利を収めたが、東洋大姫路が2回戦で姿を消した。

 地方予選を占うシリーズ。4回目は北信越地区の展望・状況を紹介する予定。







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ラベル:高校野球 甲子園
posted by スポーツ職人 at 23:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする