2008年06月29日

彩夏到来!! 「熱い」夏を制するのはどの高校か?  【バスケット  インターハイ男子バスケットボール】

  7月下旬から行われる高校スポーツの祭典、平成20年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の男子バスケットボール競技に出場する各都道府県代表が以下の通り出揃った。
  今年のインターハイは埼玉県で行われ、バスケットボール競技は深谷市、本庄市が各体育館、高校が会場となっている。
  男子バスケットボールは、7月28日に開会式が行われ29日から8月3日まで熱戦が繰り広げられる。


【インターハイ男子バスケットボール 各都道府県代表校】
北海道  東海大四、大麻
青森   八戸西
秋田   能代工業
山形   山形南
岩手   盛岡市立
宮城   明成
福島   福島東
栃木   宇都宮工
茨城   取手松陽
群馬   前橋育英
埼玉   春日部、昌平、正智深谷
千葉   市立船橋、幕張総合、
東京   八王子、京北、世田谷学園
神奈川  秦野、桐光学園  
山梨   日川
長野   東海大三
新潟   新潟商業
富山   富山商業
石川   七尾
福井   北陸
静岡   藤枝明誠、興誠
愛知   桜丘、中部大第一 
岐阜   岐阜総合学園
三重   四日市工
奈良   東大寺学園
和歌山  初芝橋本
滋賀   光泉
京都   洛南
大阪   桜宮、近大付属
兵庫   関西学院高等部、神戸科技
岡山   岡山学芸館
広島   広島皆実
山口   豊浦
鳥取   鳥取工業
島根   出雲北稜
香川   尽誠学園
徳島   城東
高知   明徳義塾
愛媛   松山南
福岡   福岡第一、福岡大大濠
佐賀   佐賀北
長崎   長崎西
大分   大分舞鶴
宮崎   延岡学園
熊本   熊本工業
鹿児島  鹿児島工業
沖縄   北中城

<コメント>
  8月に埼玉県で行われるインターハイの男子バスケットボール競技に出場する各都道府県の代表校が出揃った。近年、外国から来日する留学生の活躍が目立つ高校男子バスケ界。暑い夏を制するのは果たしてどのチームなのか。
  昨シーズン、高校2冠を達成し4月から監督が変わった名門能代工(秋田)、その能代工を今の代になって各公式戦で破っている創部4年目の明成(宮城)、先頃スラムダンク奨学金対象者となった谷口選手を擁する洛南(京都)、同じく対象者となった早川選手擁する福岡第一(福岡)が優勝争いの中心か。
  この他、ここ数年福岡第一と県NO.1の座を争っている福岡大大濠や北陸、延岡学園などが後を追う。

  長らく低迷が続き世界はおろかアジアからも置いて行かれようとしている日本の男子バスケット界だが、今回出場するチームの中から将来を背負って立つ選手が多く出て来て欲しいものである。


※スラムダンク奨学金制度
  スラムダンクの作者である井上雄彦氏が発案した奨学金制度。アメリカのプレップスクールでの学業とバスケットボールの活動を援助する。

→高校卒業後、より高いレベルのバスケットに触れてみたいと考えている高校生にとっては画期的な制度だと思う。しかし、このような制度は本来、協会が主体的に行う事のような気がする。強化策を見い出せず、お家騒動ばかり起こしている協会がこのような事が出来ない(或いはしようとすらしない)所に、日本のバスケットボール界が飛躍できない現状が表れていると思う。






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2008年06月28日

無敵艦隊×不屈のゲルマン魂  欧州No.1を巡る争いの結末は?   【サッカー EURO2008】

  サッカーの欧州選手権(EURO2008)は25、26日に準決勝2試合を行いドイツとスペインが決勝にコマを進め、29日にウィーンで対戦する事になった。

【準決勝の結果】
 ドイツ  3−2  トルコ
(得点者)
前22分 ウーウル(土)
前26分 シュバインシュタイガー(独)
後34分 クローゼ(独)
後41分 セミフ(土)
後45分 ラーム (独)




 スペイン  3−0  ロシア
(得点者)
後 5分 シャビ(西)
後28分 グイサ(西)
後37分 シルバ(西)




<コメント>
  6月7日にスイス×チェコで始まったEURO2008も、いよいよ終わりを告げようとしている。
  決勝の舞台に足を踏み入れる事を許されたのは、「不屈のゲルマン魂」ドイツと「無敵艦隊」と言われながら、これまで1964年の欧州選手権以来、国際大会でのタイトルとは無縁だったスペインの2カ国。

  まず接戦の末、トルコを退けたドイツ。ケガや出場停止などで多くの選手が欠場したトルコ相手に攻め込まれながらも、ここぞと言う時に力を発揮する「不屈のゲルマン魂」が終了間際の勝ち越しゴールを呼び込んだ。ドイツの指揮官レーブ監督は、フェネルバフチェの指揮を執っていた98〜99年シーズンに、テリム監督率いるガラタサライに1分け1敗。ドイツのコーチだった05年の親善試合でも、テリム監督が指揮するトルコに1―2で敗れたが、4度目の正直でその壁を乗り越えた。決勝でも勝負強さを発揮し、1996年の欧州選手権以来の国際主要大会のタイトルを手にする事が出来るか。

  一方、ドイツよりも国際主要大会のタイトルを獲得してから長い年月が経っているのがスペイン。間力強い攻撃力から、いつの頃からか「無敵艦隊」と呼ばれるようになり何度も優勝候補に挙げられながら、事あるごとに「ベスト8」の壁に跳ね返されて来た。約半世紀もの間、主役になり損ねている。
  しかし今大会は、その壁を破り決勝目前で「マジック」を携えて立ちはだかったロシアを問題にせず退けた。チームを勢いづかせたのは、途中交代のセスク。緩急自在のパス回しでロシアを翻弄した。対してここまで快進撃を続けてきたロシアだったが、注目株のアルシャビンが抑えられて、チャンスを作る事が出来なかった。両チームの10番の出来が勝負の明暗を分ける形となった。

  果たしてEURO2008の最後を飾るのは、充実した大砲を引っさげ44年ぶりのタイトルが目の前に迫っている無敵艦隊かそれとも不屈のゲルマン魂か。アルプスの麓で繰り広げられて来た欧州No.1を巡る争いは間もなくクライマックスを迎えよとしている。






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2008年06月27日

中東〜中央アジア〜オセアニアを巡るツアー  最大の見所は6月の赤道越え!!  【サッカー W杯アジア最終予選組合せ】 

 サッカーの2010年W杯南アフリカ大会アジア最終予選の組合せ抽選会が27日行われ、日本グループAに入りオーストラリア、バーレーンなどと同組となった。

  W杯アジア最終予選は、10チームがA、B2つのグループに分かれてホーム&アウエーのリーグ戦で行われ、各組上位2チームがW杯本大会の出場権を獲得できる。3位同士がプレーオフを行い勝者がオセアニア1位とW杯出場権を懸けて戦う。

  日本は9月6日にアウエーでバーレーンと初戦を戦う。


【W杯アジア最終予選組み分け】
◎グループA
 オーストラリア、日本、バーレーン、カタール、ウズベキスタン

◎グループB
 韓国、イラン、サウジアラビア、北朝鮮、UAE


【W杯アジア最終予選の日程(日本関係分)】

2008年 9月 6日  バーレーン(アウエー)
2008年10月15日  ウズベキスタン(ホーム)
2008年11月19日  カタール(アウエー)
2009年 2月11日  オーストラリア(ホーム)
2009年 3月28日  バーレーン(ホーム)
2009年 6月 6日  ウズベキスタン(アウエー)
2009年 6月10日  カタール(ホーム)
2009年 6月17日  オーストラリア(アウエー)

<コメント>
  現在行われている欧州選手権やW杯の本大会でも、リーグ戦では必ず「死のグループ」と言うのが存在する。今回のアジア最終予選で言えば、グループBは2006年ドイツ大会に出場したイラン、韓国、サウジアラビアを始め5カ国全てW杯に出場経験のある国が固まった、まさに「死のグループ」となった。最終予選になると、どの国も簡単に戦える相手ではないが、グループAに入った日本は組合せに恵まれたと言える。

  最終予選突破のポイントはやはりコンディションの調整がうまくいくかどうかだろう。対戦相手には比較的恵まれたが、中東、中央アジア、そして赤道を越えてオセアニアと、今まで経験した事がないであろう長い移動を強いられる。特に6月は中央アジアを発し、日本でトランジットしてオセアニアに向かう「特攻ツアー」が組まれた。W杯の予選でこれだけの移動を強いられるのは、世界広しと言えどもアジアしかない。

  対戦相手を見ると、やはりライバルはW杯で苦杯を舐めたオーストラリアだろうか。3次予選ではケガなどで出場していなかったビドゥカやケーヒルが最終予選には間に合う見通しで日本にとっては脅威となるだろう。その他、3次予選でアジア杯王者イラクを下し、また日本にとっては相性のあまり良くないカタールや、3次予選で苦しめられたバーレーンが再び同じ組となった。特にアウエーでの第1戦となるバーレーン戦で勝ち点を拾えるかどうかがその後の戦いに響いてくると思われる。
 また久しく日本との対戦がないウズベキスタンも不気味だ。ウズベキスタンと言えば、1998年フランスW杯の最終予選で岡田監督が初采配を振るった最初の相手でもある。
  日本は6月にオーストラリアに向かう前に是非とも本大会の出場権を確保したい所だ。間違っても最終戦で最大の難敵相手に2、3位を争う戦いをしてはいけない。仮に3位となれば、プレーオフで戦う相手も死の淵から這い上がってきた強敵との対戦となる。  
  
 「南アフリカへの道」もいよいよ最終局面を迎えた。日本にとって容易い道なのか。それとも障害だらけの道なのか。その答えを探す長い旅が始まろうとしている。












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2008年06月26日

高圧酸素カプセルでドーピング違反?  【北京五輪  各種話題】

〜スポーツナビ より〜

 24日開かれた日本オリンピック委員会(JOC)の理事会で、けがの治療や疲労回復に利用されている高圧酸素カプセルについて、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の河野一郎理事長が、北京五輪の日本代表選手に使用の自粛を呼び掛けるよう訴えた。世界ドーピング(禁止薬物使用)防止規定で「酸素供給の人為的な促進」を禁じる項目があり、世界反ドーピング機関(WADA)の調査委員会などで、カプセルの使用はこれに該当するとの判断が示されているという。
 これを受け、同五輪日本選手団の福田富昭団長は「対応を協議する」と話したが、特に五輪期間中は原則として使用を控えるよう指導する方針。 

<コメント>
 ドーピングと聞いて連想するのが興奮剤などの薬物や一般の薬に含まれる成分である。故にドーピングに検査に引っ掛からないようアスリートやその関係者は、健康管理には日頃から神経質なまでに細心の注意を払っている。(と思われる)

 今回、使用自粛を打ち出した高圧酸素カプセルについては世界的に見ると対応がまちまちで、見解としてはいわゆる「グレーゾーン」の状態である。
 2002年サッカーW杯でイングランド代表ベッカムが使用し、ケガからの驚異的な回復を見せた事で話題となり、その後ハンカチ王子こと斎藤祐樹投手(早大)が疲労回復で使用した事で一般に知れ渡った高圧酸素カプセル。それにしても、酸素の摂取にまでドーピングの目が光る時代になったかと改めて驚かされる。
 昨今水泳界で話題になっている水着のレザーレーサなど、道具の進歩は目覚しいものがあるが、しかし肉体の限界を競うのがオリンピックだとすると、その趣旨からは少しかけ離れてしまっているような気もする。

 機械や道具に振り回されている今回のオリンピック。恐らく北京五輪後もその傾向は続くだろう。その内、薬物に関するドーピング検査のように道具や機械にまで統一したルールの策定が必要な時代になるのかも知れない。オリンピックは道具の進歩によって、新たな転換期を迎えようとしている。  






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2008年06月25日

ベスト8の呪縛から解放された無敵艦隊!! 【サッカー EURO2008】

  サッカーの欧州選手権(EURO2008)の準々決勝スペイン×イタリアが22日(現地)、オーストリアのウイーンで行われP.K戦の末、スペインがイタリアを下しこの大会24年ぶりにベスト4に駒を進めた。
  欧州選手権はこれでベスト4が出揃い、25日(現地)にドイツ×トルコが25日にバーゼルで、スペイン×ロシアが26日にウイーンで行われる。

【試合結果】
 スペイン  0−0  イタリア
    (P.K4−2)

<コメント>
  22日は未明にオランダ×ロシアの試合、夜に日本代表の試合をテレビで観戦しまさにサッカー三昧の一日だった。つまらなかった日本代表の試合が終わった後、23日早朝に行われるスペイン×イタリアの試合を見るべく早々と床に着いた。

  そして、翌朝目を覚ますと既に6時を過ぎていた。録画もしておらず半分諦めつつも急いでテレビを点けると既に120分の戦いが終了し、P.K戦が始まる所だった。オシム氏ではないが個人的にP.K戦で勝負が決まるのはあまり好きではない。
  しかし、スペインとイタリアのP.K戦となると事情は少し変わって来る。長きに渡り世界No.1GKといわれ続けたカテナチオの番人ブッフォンと、次代を担うと言われているスペインの守護神カシージャスの対決が見られるからである。
  結果は、カシージャスに軍配が上がり「万年ベスト8」と言われて来た無敵艦隊をベスト4に導いた。またそれは、世界No.1GKの世代交代を告げるものであった。

  これで正真正銘の「無敵艦隊」となるまでの関門はあと2つ。次はグループリーグで圧倒したロシアの挑戦を受ける事になった。この大会で一躍注目の的となったロシアのFWアルシャビンをスペインの守護神はどのようにして止めるのか。そしてF・トーレスなど強力なタレントを揃えたスペインの攻撃陣がどのような攻撃を見せるのか。優勝候補の一角、オランダを正攻法で倒したロシアは勢いに乗っておりグループリーグのような訳には行かないだろう。面白い試合になりそうだ。

  一方、堅牢さを取り戻した「カテナチオ」イタリア。スペインの攻撃を凌いだまでは良かったが、P.K戦を戦い抜く余力は残っていなかった。2006年W杯で世界一に導いたリッピ氏待望論が国内では渦巻いているようだが、この後果たしてどのようにチームを立て直し2010年W杯欧州予選に向かうのだろうか。









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2008年06月24日

手放しで喜べないラッキーゴール  【サッカー W杯アジア3次予選】

  サッカーの2010年W杯南アフリカ大会アジア3次予選の最終戦が各地で行われ、ホームでバーレーンと対戦した日本は試合終了間際に思わぬ形で得点を上げ、1−0で辛くも勝利を収めた。
  この結果、日本はグループ2でトップとなりバーレーンと共に最終予選に進出する事となった。
  この他、韓国、サウジアラビア、イラン、オーストラリアなどが最終予選に進む。
  W杯アジア最終予選は今月の27日に組み合わせ抽選が行われ9月に開幕する。


【試合結果】
 
 日 本  1−0  バーレーン
(得点者)
 後45分  内 田
※ エアアシスト 巻?

【アジア最終予選進出国】
オーストラリア、カタール、日本、バーレーン、韓国、北朝鮮、サウジアラビア、ウズベキスタン、イラン、UAE

<コメント>
  既に最終予選進出を決めているチーム同士の戦い。岡田ジャパンは勝つには勝ったが、今後に期待を持たせるような材料は何も出て来なかった。
  今に始まった話ではないが、打てども打てども枠に飛ばないシュート。現在行われているEURO2008の試合に目が慣れてしまったせいもあると思うが、相手ゴールに迫るまでの手数の多さから来る攻守の切り替えの遅さ。同じ日の未明に行われたオランダ×ロシアの試合での、ボールを奪い取ると津波のように押し寄せるロシアの攻撃に比べると非力さが目立った。(現段階で欧州のチームと比較するのは酷な事ではあるのは分かるのだが・・・。)主力抜きの相手に対してもっと攻めの姿勢を見せて欲しかった。最後まで諦めなかった事が勝ちに繋がったと指揮官は試合後に語っていた。確かにその通りであるが、チャンスの多さを考えるとそこに行き着く前に勝負を決しなければいけない試合だったと思う。
  勝利を収めた事で指揮官はリベンジを果たしたと思っているだろうが、バーレーンからしてみればちょっと痒みを感じたに過ぎないだろう。勝っても負けても次のステージに進めるいわば消化試合だった訳だし、その組み合わせ抽選に何ら影響を及ぼすものではない。リベンジを果たすならば相手に恐怖心を与えるぐらいの威圧感を見せ付けて欲しかったが、最終予選に向けてかえってバーレーンに自信を植え付る結果となってしまった。
 バーレーンと最終予選で同組になるとは限らないが、こんな時は得てしてそうなってしまうものである。今回の勝利に浮かれていると、そこでしっぺ返しを食らうような気がしてならない。(選手からは、今回の勝ちに酔いしれるコメントがなかったのが救いではあるが・・・。)

 最終予選はオーストラリアや韓国などの強敵に加え日本が苦手としているカタールも進出して来る。今のままでは、更にタフな戦いとなるであろうファイナルステージの壁を越える事が出来るのか、不安である。

 さて、リベンジを果たした(と思っている)指揮官は欧州視察に出掛けたとの事。最終予選突破のヒントを得て帰ってくるのか。それとも、レベルの高い欧州のサッカーを目の当たりにし、眼鏡の奥の目をつり上げて帰ってくるのだろうか。


→巻君へ・・・。君が相手GKを惑わす動きをして生まれた得点である事は間違いないが、そこまで喜びを爆発させなくても・・・。 










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2008年06月22日

快進撃は続くよどこまでも!! by フース「マジシャン」ヒディンク    【サッカー EURO2008】

  サッカーの欧州選手権(EURO2008)の準々決勝オランダ×ロシアの試合が21日(現地)行われ、FWアルシャビンなどの活躍で延長の末ロシアが3−1で優勝候補の一角オランダを下しベスト4にコマを進めた。
  準々決勝最後の試合となるイタリア×スペインは22日(現地)、行われベスト4が出揃う。


【試合結果】
 
 ロシア   3−1  オランダ
(得点者)
後11分   パブルチェンコ(露)
後41分  ファンニステルローイ(蘭)
延後7分  トルビンスキー (露)
延後11分 アルシャビン(露)

<コメント>
  大詰めを迎えたEURO2008。準々決勝3試合目のオランダ×ロシアの一戦は、かつてオランダ代表監督を務めた策士ヒディンク率いるロシアが、優勝候補の一角オランダを下しベスト4進出を決めた。

  国内リーグで活躍する選手中心のロシアに対し、選手が右から左に動けば巨額のマネーもそれに伴って右から左に動く、ヨーロッパでも屈指のタレントが揃ったオランダ。戦力的に見てもオランダ優位は動かないだろうと言うのが大方の予想だった。が・・・。いざ蓋を開けてみると、延長まで縺れ込む接戦となった試合を終始支配したのはロシアの方だった。

  前半から攻守の切り替えの速いスピーディな試合運びをするロシアに対し、オランダは1次リーグで見せた圧倒的な攻撃力を展開する事が出来なかった。チャンスを多く作り出したロシア優勢で前半0−0のまま後半へ。
  後半に入ってもロシアの優勢は続いた。圧倒的な攻撃力がある反面、やや守備に難があるオランダから後半サイドを崩して先制点を奪った。戦力的に見劣りするロシアが先制した事で見る側としてはこれで面白くなった。
  先制点を取られて攻勢に出たいオランダだったが、スナイデルが何度か放ったシュートも相手に脅威を与えるまでには至らなかった。終盤、セットプレーから同点に追いついたものの、流れるような攻撃を見せらないまま延長に突入した。
  延長に入ってもロシアがチャンスを多く作り出した。そして延長後半、先制点に続いてサイドを崩して途中出場のトルビンスキ、そしてこの試合で存在感を見せ付けたアルシャービンが立て続けにゴールを決めて、オレンジ軍団の息の根を止めた。途中出場の選手が勝ち越し点を決めて、成長著しい若手が決勝点を上げるなどヒディンクマジックがまたしても炸裂した。
  
  一方、この大会20年ぶりの優勝を目指し、「死のグループC」を圧倒的な攻撃力で勝ち抜けたオランダは1次リーグ最終戦で主力を休ませ万全の態勢でこの試合に臨んだが、攻撃の起点ファン・ニステルローイが抑えられるなど攻撃の芽を摘み取られた。W杯などでもリーグ戦で強く、ノックアウト方式の一発勝負で弱さを見せる印象があるが、この大会でもそのイメージを払拭する事は出来なかった。それにしても、なぜファン・バステン監督は2枚のジョーカーの内、ロベンを出さなかったのか。今後、この試合での選手交代の是非がオランダサポーターの間で議論される事になるかも知れない。

  欧州選手権第1回優勝の旧ソ連。それから約半世紀の時を経て、赤の軍団が、(この日は白のユニフォームだったが)ヒディンクと言うマジシャンを得て復活の雄叫びを上げようとしている。次のターゲットは無敵艦隊か、それとも堅牢さを取り戻した閂か?









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2008年06月21日

不屈のゲルマン魂×ミラクルTurkey 勝つのはどっちだ?   【サッカー EURO2008】  

 サッカーの欧州選手権は19日から決勝トーナメントが始まり、ドイツとトルコがベスト4に名乗りを上げた。両者は、25日にスイスのバーゼルで対戦する。

  19日に行われたドイツ×ポルトガルの一戦は、前半2−1で試合を優位に進めたドイツが、追いすがるポルトガルを振り切りベスト4に進出した。一方、前回大会準優勝のポルトガルは涙を飲んだ。

  また20日に行われたトルコ×クロアチアは、延長戦までもつれ込む接戦となり、延長後半にクロアチアが待望の先制点を上げたが試合終了間際にトルコが追い付きPK戦の末、クロアチアを下した。トルコが国際主要大会でベスト4に進むのは2002年のW杯日韓大会以来。欧州選手権では初のベスト4.


【準々決勝2試合の結果】
 
ドイツ   3−2   ポルトガル
(得点者)
前22分 シュバインシュタイガー(ドイツ)
前26分 クローゼ(ドイツ)
前40分 ゴメス(ポルトガル)
後16分 バラック(ドイツ)
後42分 ポスティーガ(ポルトガル)




トルコ  1−1  クロアチア
   (PK3−1)
(得点者)
延後14分 クラスニッチ(クロアチア)
延後17分 セミフ(トルコ)




<コメント>
  熱戦が続いているEURO2008もいよいよ大詰め。1次リーグを勝ち上がった8チームによる決勝トーナメントが始まった。毎晩眠気と戦っている日本のサッカーファンも多いと思うが、後1週間の辛抱である。

  まずベスト4には、C・ロナウドなどタレントが揃ったポルトガルを破ったドイツと、1次リーグに続いてミラクルを巻き起こしたトルコが名乗りを上げた。
 
  2006年W杯3位決定戦と同じカードとなったドイツ×ポルトガルの一戦は、W杯3位決定戦で2得点を上げ活躍したシュバインシュタイガーがこの試合でも先制点を上げる等の活躍を見せた。ドイツは1次リーグでクロアチアに敗れグループ1位の座を譲った。ベスト4進出が懸かったこの試合も監督抜きでの戦いを強いられるなど不安要素が多かったが、さずがに肝心な所では強さを発揮する。「不屈のゲルマン魂」はこの大会でも健在である。
  一方、前回大会及び2006年W杯に続いて上位進出が期待されたポルトガルだったが、「ファミリーのドン」スコラリー監督の退任、チェルシー行きが決まり、それまで結束していたチームに綻びが見え始めたのか、この試合で輝きを放つ事は無かった。

  そしてトルコとクロアチアの試合はPK戦まで縺れ込む大接戦となったが、勝利の女神はトルコに微笑んだ。トルコが1次リーグでも終了間際に得点を上げて勝利を引き寄せる「ミラクル」を巻き起こしているが、ドイツ戦でも奇跡は起きるのか。
  一方、1次リーグで快進撃を見せて一躍注目を浴びたクロアチアだったが、その快進撃を長続きさせる事は出来なかった。
  
  準決勝で対戦するドイツとトルコは密接な関係にある。ドイツはトルコ系移民が多く住んでいる事で知られており、その中からドイツ代表に選ばれる選手もいた。
  また、2002年のW杯では共にベスト4に進出したが、この時は違うヤマだった為、対戦することは無かった。(ドイツは韓国を破って決勝に進み、トルコはブラジルに敗れて3位決定戦に進んでいる。)
  その両者がEUROの舞台で対戦する。どんな結果になるのか今から楽しみだ。

  楽しみと言えば日本時間の22日3時45分から行われるロシア×オランダ。個人的には準々決勝で最も興味深いカードだと思っている。
戦力的ににオランダ優位は動かないと思うが、ロシアの監督はそのオランダサッカーを知り尽くした「マジシャン」ヒディンク氏である。眠っていたロシアのサッカーをマジックを駆使して眠りから覚ました同氏。果たして母国相手に今度はどんなマジックを披露するのだろうか。





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2008年06月18日

チューリップ畑に足を向けて寝られない長靴さん  【サッカー EURO2008】

 サッカーの欧州選手権(EURO2008)1次リーググループCの2試合が17日行われ、オランダとイタリアが勝利を収め共に決勝トーナメント進出を果たした。

  2006年のW杯決勝と同じカードとなったイタリア×フランスの試合は前半と後半にそれぞれ得点を重ねたイタリアが2−0でフランスを下した。
  もう1試合、既に決勝トーナメント進出を決めているオランダは控え選手中心でルーマニアと対戦したが、地力の差を見せつけ2−0で下した。

  1次リーグは18日グループDの2試合が行われベスト8が出揃う。


【グループC最終戦の結果】

イタリア  2−0  フランス
(得点者)
前25分 ピルロ(PK)
後17分 デロッシ



オランダ  2−0  ルーマニア
(得点者)
後 9分 フンテラール
後42分 ファンペルシー



<コメント>
  どこのチームが勝ちあがってもおかしくない「死のグループ」グループCから這い上がって来たのは、自慢の攻撃力をいかんなく発揮したオランダと、1次リーグ苦しんだイタリアだった。

  オランダ×ルーマニアの試合。試合前の記者会見で、最終戦も手を抜く事はないとファン・バステン監督は語っていたが、既に決勝トーナメント進出を決めている事もあり控え選手を先発させる余裕を見せた。それでも東欧の古豪に対し手心を加える事無く、地力の差を見せつけ、強豪のフランス、イタリアと対等に戦い決勝トーナメント進出の淡い夢を抱いていた相手の野望を打ち砕いた。
  一方、結果論になってしまうが敗れたルーマニアはイタリア戦でのムトゥのPK失敗が本当に悔やまれる。あそこでPKを決めていればば・・・。今更「タラ」「レバ」を言っても仕方のない事だが。

  オランダが手心を加える事無く1次リーグの最後を締めた事で、負けた方が死のグループの生贄となる事が決まったイタリア×フランスの試合。(2試合とも同時刻開始の為、この時点ではオランダ以外のどこのチームが生贄となるのかは分からないのだが・・・。)
  W杯決勝の再現となったこの試合だが、W杯決勝で試合と関係のない所で騒動となったジダンは既に現役を退き、マテラッツィも名を連ねる事は無かった。
  さて、オランダ戦で粉々に打つ砕かれた閂。ルーマニア戦では修復途中で、フランス戦までに間に合うのか注目されたが、この日で完全に修復が終わったような印象を受けた。攻撃面ではPK、FKでの得点と味気ないものだったが、とにもかくにも決勝トーナメント進出を果たしW杯チャンピオンの面目を保った。ドナ・ドニ監督解任騒動も無敵艦隊との決着がつくまでは一時休息といった所か。  
  一方、グループ最下位でアルプスの麓から去る事になったフランス。ファンタジスタが現役を退き、マケレレ、チュラムと言ったこれまでチームを支えてきたベテランがこの試合を最後に代表引退を発表した。世代交代が上手くいっているとは言えず、(これはイタリアにも言える事だが)この後行われるW杯の予選に向けて不安だけに残ったEURO2008での戦いぶりだった。






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2008年06月15日

DFがポイントゲッター?何はともあれ最終予選進出決定!!  【サッカー  W杯アジア3次予選】

  サッカーの2010年W杯アジア3次予選が14日各地で行われ、グループ2の日本はタイを寄せ付けず3−0で快勝した。また、バーレーンとオマーンは1−1のドローとなり、この結果グループ2はバーレーンと日本が最終予選に進出する事が決まった。
  この他のグループでは、グループ1のオーストラリア、グループ3の韓国、北朝鮮、グループ4のサウジアラビア、ウズベキスタン、グループ5のイランが最終予選進出を決めた。2002年の日韓大会に出場した中国は1次予選敗退が決まった。
  最終予選進出を決めた日本はグループトップの座を懸けて22日にホームでバーレーンと対戦する。


【グループ2 14日の試合結果】

日 本(10)  3−0  タ イ(1)
(得点者)
 前23分  闘莉王
 前39分  中 澤
 後43分  中村憲

バーレーン(11)  1−1  オマーン(5)

カッコ内は勝ち点

<コメント>
  3月、バーレーンに敗れた時は最終予選進出すら危ういのではとマスコミがこぞって騒ぎ立てたが、結局は順当にファイナルステージ進出を決めた。
  
  灼熱地獄のオマーンの次は蒸し風呂状態のバンコク(タイ)が舞台となった「アジアの旅」。中村(俊)ら怪我人を抱え、コンディションが万全とは言えない日本は、格下のタイ相手に前半からプレッシャーをかけてボールを支配し、前半で2点を取って後半へ。
  足が止まった後半は、タイに押し込まれるシーンもあったが、それでも得点を許さなかった。3次予選が始まってアウエーで初めて勝ち、過酷だったアジアの旅を終える事になった。

  それにしてもセットプレーが日本の生命線とは言え、ディフェンスが本職の中澤、闘莉王の得点や攻撃参加が目立つ岡田ジャパン。敢えて厳しい事を言うとすれば、全員攻撃、全員守備がコンセプトだから仕方ない部分もあるが、得点を取る事が仕事のフォワードにもっと存在感を示して欲しいような気がする。最終予選では各チームのレベルの上がるし、マークも厳しくなるだろうから今までのような訳にはいかないだろう。
  
  何はともあれ、2010年の本戦に少し近づいた。3次予選最終戦で3月に苦杯を舐めたバーレーンに勝ってグループトップでファイナルステージに進んで欲しい。





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2008年06月14日

W杯ファイナリストがレッドゾーン 生き残りを懸けたリターンマッチ!!   【サッカー  EURO2008】

 サッカーの欧州選手権(EURO2008)1次リーグC組が13日行われ、オランダがフランスを4−1で下し勝ち点を6に伸ばした。一方2006年W杯の覇者イタリアは、ルーマニアと対戦し1−1のドローで辛くも引き分けた。この結果オランダが決勝トーナメント進出を決めた。
  C組の最終戦はイタリア×フランス、オランダ×ルーマニアで17日行われる。


【1次リーグC組の結果】

イタリア  1−1  ルーマニア
(得点者)
 後10分  ムトゥ(ルーマニア)
 後11分  パヌッチ(イタリア)


オランダ  4−1  フランス
(得点者)
 前9分  カイト(オランダ)
 後14分 ファン・ペルシー(オランダ)
 後26分 アンリ(フランス)
 後27分 ロベン(オランダ)
 後45分 スナイデル(オランダ)


【C組順位表(数字は勝ち点】
1位  オランダ   6
2位  ルーマニア  2
3位  イタリア   1
3位  フランス   1

<コメント>
  アルプスの麓で熱戦が繰り広げられているEURO2008.「死のグループ」C組の第2戦が行われた。オランダ×フランスは眠気に勝てず、テレビ中継の観戦を断念。最初に行われたイタリア×ルーマニアのみを観戦した。
  カテナチオと呼ばれる自慢のディフェンスがオレンジ軍団にボロボロに破られ、これ以上の負けは許されない状況となったアズーリは、先発メンバーを大幅に入れ替えて臨んだルーマニア戦。引き気味の相手に対しデルピエロを中心に序盤から攻勢をかけ相手ゴールを襲い続けた。しかし、ディフェンスで集中力を切らさなかったルーマニアも得点を許さず0−0で後半へ。
  そして迎えた後半、ルーマニアはイタリアのDFザンブロッタの不用意なバックパスをムトゥが奪い待望の先制点を上げた。すかさずイタリアも同点に追いつき、その後相手に与えたPKをGKブフォンがセーブするなどして結局1−1の引き分け、W杯王者は辛くも土俵際で残った。

  これでC組はフランスに勝ったオランダが一抜けとなり、ルーマニアが2位、そしてW杯の決勝で死闘を繰り広げたフランスとイタリアが予選敗退ゾーンの3位となっている。1次リーグ最終戦でのフランス×イタリアはW杯同様、生き残りを懸けたまさに死闘の戦いとなるだろう。最終戦でルーマニアが今大会絶好調のオランダ相手に勝つのは難しいような気がするので、結果によってはミクロの部分での争いになる可能性もあり、まさに「死のグループ」の名の通り展開が読めないC組である。






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北京行きのチケットは残り1枚 獲得の条件は「勝つのみ」!! 【女子バスケットボール  北京五輪世界最終予選】 

  スペインのマドリードで行われている女子バスケットボールの北京五輪世界最終予選は13日、代表決定戦が行われアテネ五輪に続く2大会連続出場を目指す日本はチェコと対戦し64−76で敗れた。

  日本は敗者復活戦に回って北京行きの残る1つのキップを目指す事になった。

【代表決定戦試合結果】 

日 本  64−76  チェコ

 チェコは北京五輪出場決定。敗れた日本は敗者復活戦(初戦はキューバ)へ。


【女子バスケットボール 北京五輪への道】
  北京五輪に出場できるのは12カ国。開催国の中国、2006年世界選手権覇者のオーストラリアと各大陸予選を勝ち抜いたアメリカ、ロシア、韓国、マリ、ニュージーランドが既に出場権を獲得している。
  
  残った5つの枠を大陸予選の上位国12カ国が集まって世界最終予選が行われている。
  この予選では、12カ国を4つのグループに分けて各グループ上位2カ国(合計8カ国)が代表決定戦に進み、勝者がまず出場権を獲得する。敗れた4カ国がノックアウト方式の復活戦を行い残る1つの枠を目指す。
 
  
<コメント>
  久々にバスケットボールの話題を取り上げる。先日、久々に男女アベック出場を果たしたバレーボールに続けと、女子バスケットボールの日本代表が遠いスペインの地で奮闘しているオリンピック世界最終予選。男子のバスケットボールはモントリオール五輪以来、中国や韓国などの高い壁に阻まれオリンピック出場を果たせずにいる。

  一方、女子は最近だと1996年のアトランタ五輪、そして前回のアテネ五輪に出場しており2大会連続出場を目指している。
  
  昨年行われたアジア大陸予選で出場権を逃し、相澤選手などのベテランを代表に復帰させて臨んだ今回の世界最終予選。予選リーグを2位で通過し、チェコ戦に勝てば北京五輪出場が決まる所だったが、やはり高さやパワーで勝る欧州勢にはかなわなかった。
  これで残った北京行きのチケットは僅か1枚。その1枚を獲得する為の条件は2連勝しかない。北京五輪出場へ向けて厳しい状況となったが、是非北京行きのチケットを獲得して日本に帰ってきて欲しい。







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2008年06月12日

【講座名】イタリア製閂の開け方  〜講師 ファン・バステンとその仲間達〜  【サッカー EURO2008】

  サッカーの欧州選手権(EURO2008)が7日、開幕しスイス・オーストリアの各都市で1次リーグが行われている。この大会の後に始まるW杯の欧州予選や本戦を占う意味で注目される大会である。日本のみならず世界のサッカーフリークの目が、高くそびえ立つアルプスの麓に注がれている訳だが、昼夜が逆転する日本のファンがLiveで見るのは少々辛いか。

  さて大会も4日目が終了し、出場する16カ国がそれぞれ1試合ずつこなした。ここまでの結果は概ね順当と言えるが、センセーショナルな結果だったのが、2006年W杯ドイツ大会のファイナリストに東欧の強豪などが同居する、いわゆる「死のグルーブ」C組で激戦に拍車が掛かる結果となった。
  特にグループリーグで最も注目されたカード、オランダ×イタリアは予想外の大差でオランダが勝利を収めた。カテナチオの名で知られるイタリアの鉄壁なディフェンス陣。だがこの日は伝統のサイド攻撃ではなくパスを繋ぎピッチを縦横無尽に駆け回るオレンジ軍団の前にして青い閂は簡単に外れてしまった。イタリアが国際大会でこれだけ失点したのは記憶に無い。カテナチオの要、カンナバロを怪我で欠いている事に加え新鮮味に欠ける閂の看守が相手とあって、オレンジ軍団にとっては何も恐くなかったと言う事だろうか。

 2年前に世界一と言う事実に酔いしれ、自軍のゴールは守られ続けるだろうと信じて疑わなかったイタリア人にとって受け入れ難い結果となった。ゴールを施錠するのはお手のものだったイタリアにとって、いとも簡単に外される屈辱的な内容だった。

  ドナ・ドーニ監督の采配には以前から賛否両論あるようだが、このままズルズル行くようだと大会終了後に開かれる移籍市場で、イタリア指揮官のイスが目玉商品として出品される可能性が高い。ただ、色んな所からプレッシャーのかかるアズーリの指揮官に好き好んで手を挙げる者が果たして現れるかどうかは疑問だが・・・。

  初戦でいきなり大敗を喫し崖っぷちに立たされたアズーリ。このまま、死のグループのいけにえとなって早々にアルプス山脈を敗走する事になるのだろうか。


【各グループ順位】
◎グループA
1 ポルトガル 3
2 チェコ    3
3 スイス    0
4 トルコ    0

◎グループB
1 ドイツ     3
2 クロアチア  3
3 オーストリア 0
4 ポーランド  0

◎グループC
1 オランダ    3
2 ルーマニア  1
2 フランス    1
4 イタリア     0

◎グループD 
1 スペイン     3
2 スウェーデン  3
3 ギリシャ     0 
4 ロシア      0

各国右端の数字は勝ち点。勝ち点同数の場合の順位は得失点差による。










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2008年06月08日

受け継がれた伝統 男子バレーの夜明け再び!!  【男子バレーボール 北京五輪最終予選】 〜組み分けに関する追記あり〜 

   男子バレーボールの北京五輪世界最終予選兼アジア予選最終日が8日、東京体育館で行われ7日に16年ぶりにオリンピックの扉を開いた日本は、アルジェリアをセットカウント3−0のストレートで下し、有終の美を飾った。この他、イタリアが全勝で全体のトップとなり北京五輪出場を決めた。

   これで北京五輪に出場する12カ国が出揃った。オリンピックでは6カ国ずつ2組に分かれて1回戦総当たりの1次リーグを実施し、各組上位4カ国が準々決勝に進む。男女とも1次リーグの組み分け抽選は11日に北京で行われる。 


【男子バレーボール北京五輪出場国】
中 国(開催国)
ブラジル、ロシア、ブルガリア(以上、2007年W杯上位3カ国)
アメリカ、セルビア、エジプト、ベネズエラ、日本(以上、各大陸予選通過国)
イタリア、ドイツ、ポーランド(以上、世界最終予選通過国)


<コメント>
 「伝統」。世代間ギャップ等と言われ、この重みのある2文字が死語になりつつある昨今。しかしかつてお家芸と言われたバレーボールには、日本人の見方が変わらない限り、この先も付いて回る言葉である。

 16年ぶりに五輪の扉がこじ開けられたので、今更「タラ」、「レバ」の話をしなくても良いのだが、もしこの大会でオリンピックの出場権が得られなければ、4年後のロンドン五輪に向けた各大会に出場する選手はオリンピックを知らない世代となっていた可能性が高い。(まさか荻野選手に40歳を過ぎて、なおプレーして欲しいと言うのは無理な話である。)日本男子バレーボールが正真正銘、世界から取り残されるかどうかの瀬戸際で、「伝統」は今回選ばれた12名に受け継がれた。(もしかしたら本番では選手が入れ替わる可能性もあるが・・・。)

  それにしてもこの大会は初戦のイタリア戦は別として、2戦目からは、まさに神がかり的な勢いだった。最終結果6勝1敗。勝ち負けがそれまでの国際大会では数字が逆だった大会が多かった事を考えると、何かが取り付いていたのではと言う気さえした。

  最近のオリンピックでは、どちらかと言うと個人競技の活躍が目立つが、個人的にはやはり団体競技、特にボール競技が出場してこそオリンピックは盛り上がると思っている。(小生、ボール競技をやっていた事もあるが・・・。)そのボール競技の内、野球、ソフトボールがオリンピックで実施されるのは北京が最後となる。今回、16年ぶりにオリンピックの舞台に男子バレーボールが復帰する事は1つでも多くの団体競技で日本の選手を目にする見る事が出来るという点で喜ばしい事である。
  
  さて、昨日のアルゼンチン戦で「メダルを狙う。」と公言した植田監督。リップサービスも少しはあるだろうが、上の12カ国の顔ぶれを見るとどの国も生易しい相手ではない。北京五輪では、今回のような大声援の後押しは恐らくないだろう。今回の「勢い」が果たして実力となって繋がるのかどうか。出場するだけで終わってしまうオリンピックになるのか、それとも世界の強国に少しても迫り或いは追い抜くのか。その結論は、オリンピック開催までの2ヶ月間の過ごし方に懸かっている。





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北京五輪組み分け方法決まる!!
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仲良くドローで均等に勝ち点差3のグループ2  【サッカー  W杯アジア3次予選】

 サッカーの2010年W杯南アフリカ大会アジア3次予選のグループ2が7日行われ、アウエーでオマーンと対戦した日本は、前半先制される苦しいゲームとなったが、後半追いつき1−1のドロー。勝ち点を7に伸ばした。
  また、首位バーレーンもホームでタイと引き分けて勝ち点10とした。
  日本代表は14日バンコクでタイと対戦する。


【グループ2試合結果】
 オマーン(4)  1−1  日 本(7)
(得点者)
 前12分  A・ムバラク(オマーン)
 後 8分  遠 藤(P.K)(日 本)


 バーレーン(10)  1−1  タ イ(1)

( )内は勝ち点


<コメント>
  勝てば最終予選進出王手となるアウエーでのオマーン戦。気温40度、恐らくピッチ上は50度近くなっていたのではないだろうか。鉄板でも持ち込めばその場で目玉焼きが出来そうな灼熱地獄の中で試合は行われた。FIFAのお偉方は、高地で試合を行う事に異議を唱えているが、酷暑の中での試合は何も言わないのだろうか。ただ、それを言ってしまうと砂漠の国ではサッカーが出来なくなってしまうのも事実ではあるが・・・・。

  さて長い前置きはこれくらいにして、肝心の試合はと言うと互いに決め手を欠き結果はドロー。
  互いにノドから手が出るほど欲しかった先制点を奪ったのは、オマーンだった。日本はマークが緩くなった一瞬のスキを突かれた。前半は自分の庭に戻り水を得た魚のように生き返ったオマーンのカウンターに苦しみ危うい場面が多かった。
  後半はP.Kあり乱闘ありと、アジアンサッカーのオンパレードで大味な試合内容だった(その後中継があったEURO2008を見て余計そう感じたのだが・・・)。しかしオマーンに決定的なチャンスは与えなかった。

  勝ち点3を得られず、中東のくせ者の息の根を止める事はできなかったが、取り敢えず勝ち点を積み重ねると言う最低限の目的は果たした。過酷な気象条件での試合と言う事で致し方ない面もある。それにしても楢崎がPKを止めていなかったらと思うとゾッとする。もしあれが入って勝ち点で並べば、前回の試合で立ち消えとなった指揮官の進退問題が再燃したかも知れない。幸いバーレーンとタイもドローで勝ち点差は変わらないまま、次の試合を迎える事となった岡田ジャパン。過酷なアジアの旅はまだまだ続くのである。

 








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2008年06月07日

宿敵倒し、扉が開かれるまで「マジック1」!!  【男子バレーボール  北京五輪世界最終予選】

  男子バレーボールの北京五輪世界最終予選兼アジア大陸予選第5日が6日、東京体育館で行われた。
  
  イタリア戦の後、3連勝と好調を維持している日本はアジアNo.1の座を懸けてオーストラリアと対戦し、セットカウント3-0のストレートで下しアジアトップを堅持した。

  日本は7日に対戦するアルゼンチンとの試合に勝つか、その前に行われる試合でオーストラリア、韓国が共に敗れれば16年ぶりのオリンピック出場が決まる。


【第5日の結果】 
 タ イ   0−3  アルゼンチン
 イラン    0−3  イタリア
アルジェリア 0−3  韓 国
 日 本    3−0  オーストラリア

<コメント>
  ニッポン男子バレー悲願のオリンピック出場へ向けて、勝てば天国負ければ地獄の分かれ目となったこの試合。W杯ではまったく歯が立たなかったオーストラリアを相手に、序盤こそ相手のパワーの前に劣勢を強いられたが、ベテラン荻野を投入後はディフェンスが安定し、第1セットを先取すると、接戦となった続く第2、第3セットをモノにし宿敵オーストラリアから貴重な勝ち星を上げた。
  この試合はベテラン荻野の働きが大きくモノを言った。ベンチメンバーの中で唯一オリンピックを知るベテランが、序盤リードを許し浮き足立つ日本選手の足を地に付かせた。
  
  前の韓国戦、そしてオーストラリア戦もそうだが、とにかく得点が競ったセットを拾えた事が勝利に結びつき、それがチームに勢いをもたらした。短期決戦で、この勢いと言うのは重要なファクターである。逆にイタリア、韓国戦で勢いを失ったアジア王者のオーストラリア。いかに王者と言えども、勢いに地の利も加わった日本を食い止める事は容易ではなかった。
  これまでなら競ったセットを落とし、勝ち星を逃した事で勝負弱さを指摘されていたが、この大会では第2戦以降、そんなひ弱な姿は見られない。国際大会で躍動する男子の日本代表を見るのは久し振りのような気がする。

  これでバルセロナ五輪以来、16年間固く閉ざされた重い扉が目の前に現れた。しかし、「勝って兜の緒を締めよ」ではないが、まだアジアの全チームから勝利を上げたに過ぎない。扉の鍵は得たが、その鍵が合うかどうかは残り2試合の結果に懸かっている。7日に対戦するのアルゼンチンもまだオリンピック出場の可能性が残されているだけに相当のモチベーションを持っているだろう。(もしかしたら、エンジンの掛からないイタリアより厄介な相手かもしれない。)指揮官の歓喜の涙が無駄ないならないよう、あと2試合キッチリ結果を残して欲しい。









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2008年06月05日

昨日の敵は今日の友 ライバルのアシストで見えたか?北京行きのチケット  【男子バレーボール  北京五輪世界最終予選】

   男子バレーボールの北京五輪世界最終予選兼アジア大陸予選第4日が4日、東京体育館で行われタイと対戦した日本はセットカウント3−0で下し3連勝とした。一方、ここまでアジアトップを守り続けたオーストラリアは格下の韓国相手にフルセットまで縺れ込んだが、結局星を落とし、まさかの連敗。アジアトップを日本に譲った。
  大会第4日を終了して全体のトップは全勝のイタリア、以下日本、アルゼンチン、オーストラリアの順となっている。
   
   日本は大会第5日となる6日、大一番のオーストラリア戦を迎える。


【大会第4日の結果】
アルゼンチン 3-1  イラン
韓  国   3−2 オーストラリア
イタリア 3−0 アルジェリア
日 本 3−0 タ イ

<コメント>
  北京行きのチケットを懸けた戦いも中盤戦を迎え、日本は格下のタイ相手に序盤こそサーブレシーブが乱れて苦戦したものの、第1セットを取って波に乗るとその後は相手を寄せ付けずストレートで退けた。

  一方、日本×タイ戦の前に行われたオーストラリア×韓国戦でオーストラリアが敗れた為、日本がアジアのトップに浮上した。オーストラリアの方が優位な状況で日本戦を迎えると思っていただけに、このような展開になる事はちょっと想像していなかった。
  それにしても飛ぶ鳥を落とす勢いで快調に勝ち星を重ねていたアジア王者が、イタリアに敗れてから急に失速するとは・・・。勝負事は分からないものである。

  さて、日本優位な状況で迎える6日のオーストラリア戦。植田ジャパンは勝たなくてはいけない状況に変わりはないが、精神的に混乱しているオーストラリア相手に勝点で上に立った事で心理的に余裕を持って戦えるのは間違いない。(イタリア戦同様、逆にそこから来る「欲」こそがもう1つの敵でもあるのだが・・・・。)その後の対戦相手を見比べると日本は厄介な相手を残している。アルゼンチンも大会序盤こそもたついていが、気がつけば日本と勝ち点で並んでいる。戦績では日本に分が良いが、大一番の後なのが妙に引っ掛かる。悲願達成の為には1ヤマ2ヤマ越えなくてはならないが、6日は是が非でも勝たなくてはならない。それはオーストラリアも同じ事。
  
  休養日となる5日の「空白の1日」で流れが変わる事もある。オーストラリアもキッチリ調整して来るだろう。イタリア戦で見せた精神的な脆さ。そこからすぐに立ち上がった精神的強さ。指揮官は後者の姿こそが今の日本の姿であると言う事を2戦目の後のインタビューで語っていたが、どちらが本当の姿なのか、それが問われる戦いがいよいよ始まろうとしている。


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2008年06月03日

虚を突くプレー&鬼の形相でくせ者を粉砕!!  【サッカー  W杯アジア3次予選】

  サッカーの2010年南アフリカW杯アジア3次予選が2日、各地で行われた。
  グループ2の日本はホーム(日産スタジアム)でオマーンと対戦し、DF中澤のヘッド等で3−0と相手を圧倒し、勝利を収めた。またバンコクで行われたバーレーンとタイの試合は、3−2でバーレーンが勝ち首位をキープした。
  
  日本代表は7日敵地で再びオマーンと対戦する。


【グループ2試合結果】 
  
 日 本(6)  3−0  オマーン(3)
 (得点者)
 前10分  中 澤
 前22分  大久保
 後4分   中 村

 バーレーン(9) 3−2  タ イ(0)

 ( )内の数字は勝ち点


<コメント>
  負ければもちろん、引き分けでも指揮官の進退問題が浮上する可能性が高かった、文字通り「負けられない戦い」改め「勝たなくてはいけない戦い」。
  前監督のオシム氏やニュージーランドのクラブチームからのオファーやプレミアリーグのマンCが獲得を検討している等、ここの所、何かと噂の絶えないあの旅人などが見守る中試合は行われた。


  さて、試合内容はと言うと、尻に火がついた日本が前半から積極的に相手ゴールを攻め立てた。相手が余りプレッシャーを掛けて来なかった事もあるがパスが良く通り、ゲームを支配して得点を上げた。何より、流れの中で点が取れた事が大きい。今まで対戦した試合全てで1点しか取れなかったオマーンから2点をもぎ取り試合を優位に進めた。前半で勝負を決めたいとコメントした選手がいたが、まさに理想通りの展開で後半へ。

  課題だった後半の運動量もほぼ落ちる事はなく、身上とするカウンターにいつものキレが見られない相手にチャンスらしいチャンスを与えず快勝し、勝ち点で並んでいた中東のくせ者を突き放した。
  
  3点目の中村選手の右足も驚いたが、2点目の闘莉王のオーバーラップしてのアシストはもっと驚いた。あれでオマーンの守備陣はすっかり浮足立ってしまった感がある。(出来れば最終予選までとっておきたかったオプションだが・・・。)
   ゲガ人や出場停止でベストメンバーを組めなかった相手との力関係を差し引いても、この試合は内容、結果とも伴ったと言える。

  ただ、ネガティブな論調に言い換えれば、ベストとは程遠いくせ者相手だったからこそ取れた3点だったとも言える。オマーンはそれまでの対戦で日本を手こずらせた彼等とは明らかに違っていた。ディフェンスを切り裂く鋭いカウンターは影を潜め、鋭利な刃で削るようなタックルもあまり無かった。欲を言えばキリがないが、世界を驚かすようなチームにするのであれば、後1、2点は取って強さを誇示して欲しかった。やけに大人しかった中東のくせ者が逆に不気味である。自分達の庭に戻って豹変するのではないかと・・・。

  とにもかくにも、3月にバーレーンに敗れ霧で見えなくなった最終予選の入口の視界が開けて来た岡田ジャパン。アウエーでの戦いに挑むべく今日、敵地へ向けて旅立った。そこで待っているのは、希望の光かそれとも試練か。次の戦いに期待したい。












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2008年06月02日

オリンピック出場へ向けて運命の分かれ道となるか?大会第3日  【男子バレーボール 北京五輪世界最終予選】

  男子バレーボールの北京五輪アジア予選兼世界最終予選の第2日。初戦イタリアに手痛い黒星を喫した日本は、イランと対戦しセットカウント3−1で大会初白星を飾った。
  第2戦を終えてオーストラリアがトップ。2位イタリア、3位アルジェリアの順で日本は4位につけている。
  第3戦は3日行われ、日本は韓国と対戦する。またオーストラリア×イタリアの全勝対決も行われる。


【第2日の結果】
 タ イ    0−3  アルジェリア
アルゼンチン  0−3  オーストラリア
イタリア    3−0  韓 国
日 本     3−1  イラン


<コメント>
  悪夢の敗戦から息つく暇もなく行われたイランとの第2戦。ここからが運命の分かれ道となるアジア4カ国との戦いとなる。イランも初戦ランクで格下のアルジェリアにフルセットの末敗れており、精神的には同じ状態である。同じ土俵上ならやはり日本に一日の長があったと言う事か。内容はともかくこの大会初勝利を飾った事で、イタリア戦のショックは払拭されたのではないだろうか。

  さて、第3戦となる韓国戦。ここも1つ関門となるが、気になる試合がもう1つある。同じ3日に全勝で対決するイタリアとオーストラリアである。ランキングや実績ではイタリアが上回るが、この大会オーストラリアはここまで失セット数0で絶好調である。仮にオーストラリアがイタリアを下すような事があると、アジアトップどころか全体のトップで通過する可能性すらある。そのような展開になると、アジア2位でも五輪出場の可能性が出てくるだけに日本にとっては朗報なのだが・・・。
  初戦勝ったとは言え、北京への扉はまだまだ遠いのか。それとも近くに用意されているのか。4大会ぶりのオリンピック出場に向けてとにかく勝つしかない植田ジャパン。この後どんなシナリオが用意されているのだろうか。運命の第3日を迎える。

◎北京五輪出場の条件
1) 全体の1位
2) 1)を除くアジア圏の最上位チーム

 まさか、女子の予選の時のように最後になって出場の条件が違っていたなんて事は無いとは思うが・・・。(例えば全体の1位がアジア圏から出た場合、残りの1枚はその他の地域の最上位チーム、と言う条件だったなんて事とか・・・。)


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2008年06月01日

テン良し、中良し、しまい跳んで、新ディープ伝説の誕生!! 【競 馬  第75回東京優駿結果】

  競馬の祭典、第75回東京優駿(日本ダービー)が1日、晴天となった東京競馬場芝2,400mで行われ1番人気のディープスカイが最後の直線で外から豪快な末脚を繰り出し、前を行くスマイルジャックを捕らえて優勝し、NHKマイルCに続くGTタイトルを獲得した。NHKマイルCとの変則2冠は、2004年のキングカメハメハ以来。

  2着には、直線で早めに抜け出し最後まで見せ場を作った12番人気のスマイルジャックが入った。2番人気のマイネルチャールズは直線で伸びきれず4着に終わった。

【第75回東京優駿競走成績】
1着  ×ディープスカイ   四位洋文   2分26秒71
2着   スマイルジャック  小牧 太 
3着  △ブラックシェル   武 豊
4着  ◎マイネルチャールズ 松岡正海
5着  △レインボーペガサス 安藤勝己


<コメント>
  今日は娘を連れて東京競馬場に足を運んだ。ダービーデーに競馬場に行ったのは、タヤスツヨシが勝った時以来。その時は一般入場券も前売りだったが、今年は当日発売で入場する事が出来た。タヤスツヨシが勝ったレースは確か、先週のオークスのように勝った馬が最後の直線で斜行した事で、不利を受けた騎手が激怒し後味の悪いレースだったような覚えがある。ちなみにその年の皐月賞馬はジェニュイン、菊花賞馬はマヤノトップガン。あの田原騎手の十字を切るポーズが話題になった年である。

  天気にも恵まれせっかくの競馬観戦。願わくば、75代目のダービー馬の誕生をこの目で見たかったが、プリキュアショーが主な目的の娘は目的を達成すると飽きてしまい説得に失敗。あえなく帰ってテレビ観戦となった。
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  さて話を元に戻して、混戦と言われた今年のダービー。その混戦に断を下したのは、1番人気を背負ったディープスカイだった。有利とは言えない最内枠をどう捌くのか、昨年歴史の生き証人となった四位騎手の手綱さばきに注目したが、いや恐れ入った。後方に控え最後の直線で大外に持ち出す大胆不敵なレース運び。一歩間違えると非難を浴びる騎乗ぶりだったが、結果的にはお見事と言うより他ない。実際、前を行くスマイルジャックを捕らえられるか微妙だったが、NHKマイルCで見せた剛脚をもってすれば、何の問題もなかった。(上がりの掛かる競馬となりこの馬にとって苦になる事は無かったと思うが・・・。)
  馬を信じて最後の直線勝負に懸けたジョッキー、それに応えた優駿。人馬一体となって栄冠をもぎ取り、長いダービー史の1ページに再びその名を刻んだ。初距離も、最内枠も難なくクリアしたディープスカイ。剛脚を繰り出した後だけに父アグネスタキオン、変則2冠の先人キングカメハメハのようにならなければ良いが、と言う想いも少しあるのだが、無事ならば、新たなディープ伝説が始まるような気がする。今後の活躍が非常に楽しみである。

  本紙本命のマイネルチャールズもよく頑張ったが、勝ったディープスカイと併せる形に持ち込めず、持ち前の勝負根性を発揮できなかった。
  2着のスマイルジャックは健闘したと言って良いだろう。思えば皐月賞の時、本紙で本命に推した馬。皐月賞の惨敗で見限ったが、それまでの安定した成績からすれば2着入線も頷ける。
  
  3着に入ったブラックシェルは、1コーナーの不利が痛かった。それにしても武豊は今年のクラシックレースではツキに見放されている。先週のオークスで騎乗予定だったポルトフィーノが骨折、めぐり巡ってテン乗りとなったマイネレーツェルで不利を受け、そして今回のレースでも・・・。騎手リーディングトップの名手と言えどもこればっかりはどうする事も出来ない。来週の安田記念はウオッカを振るらしいが、果たして吉と出るか凶と出るか。


  かくして8千数百頭の頂点を決める珠玉のドラマは、変則2冠馬の誕生で幕を閉じた。来年はどんなドラマが繰り広げられるのか。その候補となる新馬の争いが暑い夏と共にもうすぐ訪れようとしている。











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posted by スポーツ職人 at 23:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(16) | 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする