2007年05月31日

巡り巡る、馬と人間の不思議な関係  【競馬 今昔物語】 

  先日、JRAのホームページを眺めていてある記事に目が留まった。川島信二騎手の安藤厩舎からフリーへの変更に関する記事である。どうやら安藤厩舎の主、安藤正敏師が7月に勇退する為、厩舎が解散する事に伴う変更のようだ。
 
  解散する安藤(正敏)厩舎と聞いて、ある騎手の事を思い出した。ある騎手と言うのは、今は亡き岡潤一郎騎手の事である。岡騎手と聞いてピンと来る方はかなりの競馬通である。その頃競馬を始めた小生も、実際の所、彼の全盛期の事は良く分かっていないが、落馬事故の事はニュースで見たような覚えがある。
 1988年に安藤厩舎所属でデビューした彼はその年最優秀新人賞を獲得すると、その後も順調に勝ち星を重ね1991年にリンデンリリーでエリザベス女王杯を制し初のGTタイトルを獲得した。だが1993年に落馬事故に遭い帰らぬ人となってしまった。24歳と言う若さだった。デビュー当時から武豊の最大のライバルになるだろうと言われ、今もし生きていれば第一線で活躍する騎手として先週のダービーに出走した馬に騎乗していたかも知れない。

  その彼が1990年の宝塚記念で騎乗(2着)していたのがオグリキャップ。同年の有馬記念でのラストランで競馬ブームに火を付けたアイドルホースである。ちなみにラストランとなった有馬記念で騎乗したのが武豊騎手である。
  その一大ブームを巻き起こしたオグリキャップも気がつけばもう22歳。人間で言えば80歳程度になる。その彼の血を引く最後の仔が先日生まれた(牝馬)そうだ。オグリキャップもこれで種牡馬としての役目を終え、今後は繋ようされている北海道新冠町の牧場で余生を過ごすとの事。数々のGT獲得と言う実績を引っさげて高額のシンジケートが組まれたものの、結局種牡馬としては目立った結果を残す事は出来なかった。しかし彼の出現が無かったら、競馬が一般大衆に認知される事は無かったかも知れない。種牡馬の役目に対しまずはご苦労様と言ってあげたい。そして静かに余生を過ごして欲しいと思う。

  競馬は「BLOOD SPORTS」と言う言葉で形容されるが、このように馬そしてそれにまつわる人間関係が絡み合うドラマティックなスポーツでもある。  






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2007年05月30日

大相撲は「青」と「白」の時代へ!!そして日本人横綱は誕生するのか?  【大相撲  新横綱白鵬】

スポーツナビ より〜

 大相撲の大関白鵬が30日、史上69人目の横綱に昇進した。「横綱の地位を汚さぬよう、精神一到を貫き、相撲道に精進いたします」。午前9時すぎ、東京都墨田区宮城野部屋に相撲協会の使者を迎えた白鵬は、力強く口上を述べた。

<コメント>
 2003年に武蔵丸が引退して以来、朝青龍の1人横綱が長い間続いていたが、ようやくその状態にピリオドが打たれる事となった。願わくば日本人の横綱が誕生して欲しいと言うのが本当の所だが、国際化の波が押し寄せている日本のプロスポーツ界の中で大相撲も例外ではなく、それを考えると仕方が無いのかも知れない。外国勢が席巻しつつある現在の幕内の状況を考えると、日本人の横綱は当分の間或いは永久に誕生しないのではないか、と言う感じさえする。

 これで恐らく来場所の番付表には東西横綱の欄に名が刻まれる事になるだろう。先場所の特に後半から、らしくない相撲を取り、壁になる事が出来なかった朝青龍にとっても、ライバルが誕生した事で気持ちも新たに土俵に上がる事が出来るだろう。

 ここ2場所優勝から遠ざかっている「青」が巻き返すのか。或いは「白」が次の時代への扉を自らこじ開けるのか。最近何かと「黒い噂」が絶えない相撲界であるが、2人の横綱が切磋琢磨し相撲界を盛り上げて行って欲しいと思う。 






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2007年05月27日

同世代の男なんてまだまだ子供よ!! byウオッカ  【第74回東京優駿  結果】

  競馬の第74回東京優駿(日本ダービー)が27日、東京競馬場芝2,400mで行われ、3番人気の牝馬ウオッカが2着に3馬身の差をつける圧倒的な強さを見せつけ勝利を収めた。牝馬のダービー制覇は実に64年ぶりの事。鞍上の四位騎手は初のダービー制覇となりダービージョッキーの仲間入りを果たした。1番人気のフサイチホウオー、2冠を目指した2番人気のヴィクトリーは共に自分のレースをする事が出来ず、馬群に沈んだ。2着に人気薄のアサクサキングスが入り、先週収まったと思われた万馬券の嵐が再び吹き荒れる結果となった。


【レース結果】
1着  △ウオッカ       四位 洋文  2分24秒53
2着  △アサクサキングス   福永 祐一  
3着  ×アドマイヤオーラ   岩田 康誠
4着   サンツェッペリン   松岡 正海
5着  △ドリームジャーニー  蛯名 正義

<コメント>
   64年ぶりに女王誕生か、それとも2冠馬誕生かなど話題の多かった第74回東京優駿(日本ダービーは)、牝馬で唯一参戦したウオッカが馬場の真ん中から突き抜け圧倒的な強さで制した。1番人気のフサイチホウオーが勝てば、父ジャングルポケットとの父子制覇が実現する所だったが、父タニノギムレットとの父娘制覇となった。

  レースはスタートから意外な展開となった。2冠を目指したヴィクトリーがまさかの出遅れで、ペースが落ち着いてしまった。2,400mのレースだったが、最後の直線勝負となり実質マイル戦と同じ形となった。こうなると瞬発力で牡馬と対等に渡り合える力を持っているウオッカにとっては、おあつらえ向きのレース展開であった。

  展開が向いたとは言えウオッカの末脚には恐れ入った。お見事の一言に尽きる。スタートから道中、チグハグなレース運びをしていた1番人気、2番人気の馬を尻目にしっかり折り合い、最後の直線で強烈な末脚を披露し同世代の牡馬を子供扱いにした。
  先週のオークスを見ても分かる通り、今年の3歳牝馬のレベルは高いと言われて来たが、それを証明する結果となった。人間の世界でも女が強くなり男が弱くなったと言われて久しいが、競馬界もついに牝馬が牡馬を従える時代がやって来たと言う事か。誕生した女傑の今後の活躍が楽しみである。それにしてもダービーの親子制覇が「父子」ではなく「父娘」とは・・・。このような偉業は今後出ないような気がする。

  アサクサキングスは展開がハマっての2着確保。△印を付けはしたが、ゴールまで持ちこたえるとは正直思わなかった。これもヴィクトリーがもたらした恩恵か?3着のアドマイヤオーラも距離不安が囁かれたが、上がり勝負の競馬となった事でその不安が取り除かれたと言う事だろう。

  一方、本紙で重い印を付けたヴィクトリー、フサイチホウオーは見せ場無く共倒れとなった。
  まずヴィクトリーはスタートの時点でレースが終わってしまった。1〜2コーナーで遅れを取り戻した分、そこで脚を使ってしまった。昨日、レース展開のポイントを握るのは同馬と書いたが、スローペースのレース展開を演出したのはこの馬と言っても良いだろう。皐月賞では自ら波乱を演出し、そしてダービーでは向正面で、つられて掛かり気味に追走して来た1番人気のフサイチホウオーを道連れにして裏で波乱を演出してしまった。能力は高いのだろうが今後活躍できるか否かはは気性の成長がカギとなるだろう。

  1番人気のフサイチホウオーも向正面で掛かってしまい先行するヴィクトリーにつられて一緒に上がってしまい脚を使ってしまった。向正面が最後の直線と勘違いした訳ではないだろうが、チグハグなレース運びとなってしまった。レース前は不安要素は少なかったが、まさかレースに魔物が潜んでいるとは・・・。改めて競馬の難しさを実感した。

  初の父娘制覇、新たなダービージョッキーの誕生、そして64年ぶりの牝馬の優勝と記録ずくめとなった74回目の東京優駿。記録と共に記憶にも残るレースになるだろう。
 
  この後、海外に遠征する牝馬が何頭かいる。ウオッカも、もしかしたらこの中に含まれる可能性がある。今回のレースで気性的な未熟さを露呈した3歳牡馬は、成熟した3歳牝馬をただ指をくわえて見ているしかないのだろうか。







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2007年05月26日

一生に一度の晴れ舞台 頂点に立つのはどの馬か?  【競馬 第74回東京優駿 展望・予想】

   競馬の祭典、第74回東京優駿(日本ダービー)が27日東京競馬場芝2,400mで行われる。前日オッズでは、フサイチホウオーが1.8倍で断然の1番人気となっている。続いて皐月賞馬のヴィクトリーの8.3倍、2歳女王ウォッカが8.5倍で続いている。74回目のダービーは鳳凰が舞うのか、女帝が誕生するのか、それとも皐月賞馬が馬名通り勝利をさらって2冠目を獲得するのか。注目のレースは明日15時40分ゲートが開く。



【本紙予想】
  馬柱表を見て気づいた事がある。稀代の大種牡馬サンデーサイレンスの仔が出走していない事である。今年3歳になる馬にサンデーサイレンス産駒は存在しない。時代の移り変わりの何と早い事か。その代わり父の欄にジャングルポケット、タニノギムレットなど馴染みのダービー馬の名前が並んでおり、レース以外でもファンの興味を引くであろう今年の東京優駿。

  前日オッズを見ても分かるとおり、皐月賞で敗れはしたものの最後の直線で豪脚を見せて最も強い競馬をしたフサイチホウオーが断然の一番人気となっている。荒れに荒れた今年春のG?T戦線だが競馬の祭典ともなれば、伏兵馬の付け入る余地はやはり無いのだろうか。

  先週行われたオークスでは、予想に反して高速決着となり差し馬有利の展開となった。今の芝の状態や今日行われたレースを見ると明日のダービーも極端なスローペースとはならないと思われる。

  そこで本紙の本命だが、予想する諸氏と同様7枠15番フサイチホウオーに逆らう要素は無いと考える。休養明けとなった前走の皐月賞はエンジンの掛かりが遅く、前に残った2頭を捕え切れなかったが上がり最速のあの豪脚をもってすれば東京の2,400mのコースで十分差し切れるだろう。モマれる事が無い外枠、コースとの相性、中間の調整も順調に行っている等、皐月賞の時のような不安要素が少ないとすれば、やはり同世代では1枚抜けた存在である。父ジャングルポケットに続く父子制覇の可能性は高いような気がする。
  
  これに続くのは、その皐月賞で他馬を押し切った8枠17番ヴィクトリーを推したい。この馬のポイントはただ1つ。唯一にして最大の弱点、気性の難しさがレース当日に出ないかである。調教でも乗り手を振り落とす等、相変わらずのやんちゃ振りを見せている。前走の皐月賞でも、馬とケンカすると走る気を無くすので前に行かせた、と騎乗した田中騎手が語っているように能力だけで走っていたように思える。実際道中のラップタイムを見ても、決して楽なレースをしたとは思えない。にも関わらず、最後の直線で一度抜かれたサンツェッペリンを抜き返すなど、能力の高さ、勝負根性がある所を見せた。外枠を取った事から今回もモマれる事無く馬の気に任せて先行できるのはプラスである。前日オッズを見ると人気になっているので皐月賞以上にマークが厳しくなるだろうが、他の有力馬も差し馬が多いので後方でけん制しあい、仕掛け所を見失う間にスイスイ逃げていくと言う、父が同じ97年のサニーブライアンの逃走劇の再現もあり得る。気性の難しさが良い面に出れば2冠も見えてくるだろう。本来なら本命にしたい所だがこのレースの展開のポイントを握っているであろう同馬が気性面でアテに出来ない事、前出のサニーブライアンとは状況が違う(人気を背負っている)と言う事で対抗とした。

  3番手以下はどの馬も同じに見えて選ぶのが難しい。2枠3番ウォッカの能力は確かに認めるが、この時期牡馬と対戦して打ち負かすほどの女傑なのかを考えると、桜花賞で同性に負けていると言う事実があり、やはり割り引く必要があると思う。
そこで皐月賞の上がり3Fでフサイチホウオーと同タイムだった7枠14番アドマイヤオーラを挙げたい。距離がどうかと言う問題があるが、騎手を今年リーディングトップの岩田騎手に代えた事で違った一面を見せるかも知れない。人気も落ちているだけに一発を狙っての騎乗になる。最後の直線、隣の枠のフサイチホウオーとの叩き合いになると言う展開に持ち込めれば勝機も見えてくるだろう。皐月賞を勝った時3冠もあり得ると言われたもののダービを前に屈腱炎を発症し、ターフを去った父アグネスタキオン、果敢にダービに参戦したものの骨折してしまった母ビワハイジの無念を晴らす事が出来るか。競馬にドラマが存在するのならば、この馬が勝った時にそのドラマが生まれるのかも知れない。

  その他前が崩れると言う条件付きながら、皐月賞の上がり3Fでフサイチホウオー等とほぼ同じタイムだった4枠8番ドリームジャーニー、2,400mを既に経験している5枠9番ヒラボクロイヤル、ここの所不甲斐ないレースが続いているが東京コースと相性が良く且つ先週オークスを制し勢いがある福永騎手に乗り替わった8枠16番アサクサキングスと前出のウォッカまでを連下として挙げたい。
まとめると

 ◎7枠15番  フサイチホウオー
 ○8枠17番  ヴィクトリー
 ×7枠14番  アドマイヤオーラ
 △2枠 3番  ウォッカ
 △4枠 8番  ドリームジャーニー
 △5枠 9番  ヒラボクロイヤル
 △8枠16番  アサクサキングス

 馬連で◎○×のBOXと◎から△の流しで

 14−15、14−17、15−17、3−15、8−15、9−15、15−16の7点
 

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2007年05月24日

因縁の対決はミランに凱歌!!  【サッカー 欧州CL】

  サッカーの欧州CL決勝は23日、ギリシャのアテネで行われ、イタリアの名門ACミランがインザーギの2ゴールでリバプールイングランド)を2−1で下し、7度目のヨーロッパチャンピオンに輝いた。ACミランは12月に日本で行われる、クラブW杯に欧州代表として出場する。

【試合結果】
ACミラン  2−1  リバプール
(得点者)
 前半 45分 インザーギ(ミ)
 後半 37分 インザーギ(ミ)
 後半 44分 カイト(リ)


<コメント>
  イングランド勢が席巻した今シーズンの欧州CLだったが、終わってみれば、勝利の美酒に酔いしれる事が出来たのはイタリアの名門チームだった。
  2シーズン前と同じ対戦となった因縁の対決は、リバプールが常にボールを支配する試合展開だった。得点のチャンスも何度かあったがGKジダを中心に堅い守りを見せたACミランの牙城を崩す事は出来なかった。試合終了間際に1点返したものの、前回のような驚異的な追い上げを見せるにはあまりにも時間が無さ過ぎた。
  一方、優勝したACミランはイスタンブールでの悪夢を払拭した格好となった。決勝で2得点を上げたインザーギは前回の決勝はケガでベンチにすら入る事が出来なかっただけに喜びもひとしおだろう。

  イタリアと言えば自国リーグのセリエAが八百長疑惑で、リーグそのものの威厳が無くなりかけていただけに、この優勝はイタリアにとってリーグの威信を取り戻す大きなきっかけになるかも知れない。

  ヨーロッパを制したACミランは今度は欧州代表として、12月に来日する。欧州代表は過去2回は何れも決勝で南米代表に敗れているだけに、欧州代表に課せられた使命は今まで以上に重いものになる。イタリアの名門チームが12月に日本でどんな試合をするのか今から楽しみだ。


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2007年05月22日

今年の1等賞は鴎?鷹?百獣の王?虎?龍?星?それとも・・・?  【プロ野球 セ・パ交流戦】

  プロ野球のセ・パ交流戦(協賛:日本生命)が22日開幕し、開幕カードの6試合は何れもパリーグのチームが勝利を収めた。交流戦は6月24日まで行われる。


【22日 試合結果】

日本ハム  3−1  巨 人
楽   天  4−2  ヤクルト
西   武   2−1  横 浜
ロッテ    8−3  中 日
オリックス  6−0  広 島
ソフトバンク 2−1  阪 神
 

<コメント>
  プロ野球の活性化を目的として一昨年から開始されたセ・パ交流戦も3年目を迎えた。過去2年は千葉ロッテが交流戦を制しているが、果たして今年はどのチームが優勝するのか。また師弟対決や主力選手の移籍元チームとの対戦など、普段のペナントレースでは見られないシーンを目にする事が出来るのも交流戦ならではだ。楽しみにしているファンも多いだろう。それとこの交流戦の成績がその後のシーズンの成績に直結する傾向にあるので、各チーム前半戦のヤマ場と位置づけて戦う事になるだろう。
  最近、暗い話題が多いプロ野球界だが、ファンの心を熱くさせるようなプレーが多く見られるよう選手には頑張ってもらいたいと思う。 


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2007年05月20日

今年の樫舞台の主演女優はシルバードレスを身にまとったお嬢さん!!  【競馬 優駿牝馬(オークス)】

  競馬の第68回優駿牝馬(オークス)が20日、東京競馬場芝2,400mで行われ5番人気ののローブデコルテが、1番人気のベッラレイアをハナ差で逆転し第68代の樫の女王に輝いた。ローブデコルテは重賞初制覇がGTレースとなった。また騎乗した福永祐一騎手はオークス3勝目となった。


【レース結果】

1着  △ローブデコルテ    福永 祐一   2分25秒3
2着  ○ベッラレイア      秋山真一郎
3着    ラブカーナ    菊沢 隆徳
4着  △ミンティエアー    蛯名 正義
5着    ピンクカメオ     四位 洋文

<コメント>
  天候に恵まれた今日、実際に東京競馬場に足を運んだ。芝生の緑がとても映えていて眩しかった。新装されたフジビュースタンドの中もきれいになっており飲食店を中心に充実していた。来週の日本ダービーは当日券で入場できるとの事。興味のある方は一度足を運んでみると良いだろう。

 さて本題。 桜花賞の1、2着が出走しないと言う異例の事態となった今年のオークス。戦前の混戦の予想に断を下したのは、1番人気ベッラレイアを最後の最後で差し切った5番人気の外国産馬、ローブデコルテだった。前を行くベッラレイアを捕えるシーンは見応えがあった。
  
 レースは、スマートストームが逃げて淡々としたペースで最後の直線勝負となり、早めに抜け出したベッラレイアがそのまま押し切るかに見られたが、外から芦毛の馬体が強襲した。オークスでの外国産馬の優勝は史上初。騎乗した福永祐一騎手は、一昨年のシーザリオに続いてこのレース3勝目。「新」樫男と言っても良いくらいこのレースとの相性が良い騎手である。その新樫男が会心の騎乗でシルバードレスを身にまとったお嬢さんをエスコートした。
  ローブデコルテとはフランス語で、女性が宮中で着る礼服と言う意味だそうだ。欧州では競馬観戦する際、女性は帽子を被って着飾ると言う風習があると聞いた事がある。日本の競馬でそのような風習はないが、華やかなオークスの舞台で最も相応しい樫の女王の誕生となったと言えるのかも知れない。


 1番人気のベッラレイアは早めに抜け出したまでは良かったが、最後1頭になった所で脚色が少し甘くなった。GT初制覇を狙った秋山騎手に勝利の女神が手を差し伸べたかと思ったが直前になってソッポを向いてしまった。ローブデコルテがしたようなレースをするのが、この馬にとって理想だったと思うが、直線勝負で少し焦りが出たのかも知れない。それにしても2,400m走って僅かハナの差で明暗が分かれるとは・・・。勝負の世界は非情である。

  本紙で本命に推したザレマは、道中の位置取りも良く最後の直線で伸びるかと思われたが、すぐ側を走り抜けたベッラレイアについて行く事が出来なかった。レース後武騎手もコメントしていたが、この馬にとって2,400mと言う距離は少し長いような感じがした。

  この春吹き荒れたGTでの「万馬券ハリケーン」は、取り敢えず収まった。来週の競馬の祭典、日本ダービーは本命党が笑うのか、穴党がほくそ笑みながら払い戻し所に足を運ぶのか。東京でのGT5週連続シリーズはいよいよクライマックスを迎える。


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2007年05月19日

主役不在の樫舞台!!で、明日も荒れるのか? 【競馬 第68回優駿牝馬】

  競馬の第68回優駿牝馬(オークス)は20日、東京・府中の東京競馬場芝2,400mで行われる。東京競馬場で行われた今春のGTレースは波乱続きとなっているが、桜花賞1、2着の馬が出走しない今回も上位の馬に差はなく、また伏兵馬が付け入るスキも十分あり、人気通りの決着にはならないと予想されている。果たして第68代の樫の女王の座に就くのはどの馬か?

【本紙予想】
  今年の樫の舞台は先週、先々週と違って比較的予想しやすいと思われていた。しかし、桜花賞1着のダイワスカーレットが発熱、2着のウォッカダービー参戦と有力候補が次々と回避し、どの馬にもチャンスがあると言う状況となり、再び印の打ち方に苦労している予想屋が多い
と思われる。

  東京競馬場で行われた過去2戦のGTレースを振り返ると、それまでの実績よりも当日の馬場状態やレース展開が結果にそのまま反映されている。
 
  今回も飛びぬけた馬がいない事や2,400mと言う殆どの馬が経験していない未知の距離である事から、ペースが速くなることは無いと思われる。最後方から一気にごぼう抜きする脚質の馬にとっては辛いレースになるかも知れない。

  そこで本紙予想だが、今回のメンバーで有力候補となっているのが4枠7番のベッラレイア、6枠11番カタマチボタン、8枠18番ザレマ。本紙もこの中の1頭を本命にしたい。
  まず、4枠7番のベッラレイア。前走のフローラSは、大外を回されコースロスしたにも関わらず、見事な末脚を披露し制した。あの末脚は他馬にとっても脅威である事は確かだが、前述の通りなし崩しに脚を使わされる状況になった場合、追い込み一辺倒のこの馬が果たして最後に届くのか疑問が残る。更に使われる事に馬体重が減っている点も気になる事、フローラSとオークスの相性が良くない事を加味し、能力は認めつつも今回は対抗までに留めたい。
  次に6枠11番カタマチボタン。前走桜花賞で3着に入ったものの、前を走った2頭とは明らかに差があり、強い競馬をしたとは言えない。父がダンスインザダークである事からその血が色濃く出れば距離は合うと思うが、母のタヤスブルームはマイラー血統である事を考えると最後の詰めが甘くなる可能性もある。このレースでどちら向きなのかが分かるだろう。東京コースとの相性が良い事や桜花賞経験馬である事はプラス材料だが、今回は3番手評価にしたいと思う。
  最後に残った8枠18番ザレマは大外と言う点が気になるが、内側が柵で仕切られる明日のレースは、内外で有利不利が出る事は無いような気がする。前走の忘れな草賞で先行抜け出しと言う横綱相撲で相手をねじ伏せたレースは評価できる内容だった。更に忘れな草賞から過去にオークス馬(チョウカイキャロルなど)が輩出されているなど桜花賞の次に相性が良い事、血統的にこの距離も問題ないと思われ騎乗する武豊騎手は、ダービー騎乗馬交代の件で期する物があるだろうと言う点を考慮し、この馬を本命に推したい。

  その他、桜花賞で上がり最速の脚を見せた1枠2番ローブデコルテ、フローラS2着の3枠5番ミンティエアー、血統がいかにもこのレース向きと思われる5枠10番トウカイオスカー、そして実力的には劣るものの前残りになったケースを考慮し8枠16番アドマイヤスペースまでを連下候補に挙げたい。まとめると
 
  ◎8枠18番  ザレマ
  ○4枠 7番  ベッラレイア
  ×6枠11番  カタマチボタン
  △1枠 2番  ローブデコルテ
  △5枠10番  トウカイオスカー
  △8枠16番  アドマイヤスペース
 
  馬券の買い方は少し工夫して、◎○×のBOX、◎から△の流し馬券としたい。 
  
  従って馬連で、
  7−11、7−18、11−18、2−18、10−18、16−18の6点。

  尚、余談だが明日5Rに出走するタイガーマスクと言う馬にも注目したい。獲得した賞金を全て慈善団体に寄付すると言う異色の馬である。父はエルコンドルパサーを輩出したキングマンボ、鞍上は武豊騎手である。


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2007年05月18日

カゼと共に去ったスカーレット  【競馬(オークス) 有力馬回避】

  20日に東京競馬場(芝2,400m)で行われる競馬優駿牝馬オークス)の有力候補だった桜花賞馬ダイワスカーレットが感冒による発熱の為、同レースを回避する事が決まった。主役が緊急降板した樫の舞台は、一転混戦の様相を呈して来た。

  また、木曜日に枠順が確定しており主な所では、トライアルレースのフローラSを制したベッラレイアが4枠7番、NHKマイルカップ優勝馬のピンクカメオが4枠8番、桜花賞3着馬のカタマチボタンが6枠11番、武豊騎乗の忘れな草賞の優勝馬ザレマが大外の8枠18番となっている。

<コメント>
  日本ダービに騎乗する騎手の交代劇があった栗東トレセンに再び衝撃が走った。先月行われた桜花賞で他馬を寄せ付けない勝利を収め、オークスでも有力候補の1頭に挙げられていたダイワスカーレットが風邪による発熱を発症し、同レースを回避する事になった。過去に発熱による名馬の回避と言えば、桜花賞のエアグルーヴや皐月賞のダンスインザダーク等の例がある。人間同様、馬も生き物。どんなに強い馬でも、調教する側がどんなに細心の注意を払っても発症してしまう。特に気候の変動が激しいこの時期に発症しやすいのは人間も馬も一緒と言う事なのかも知れない。

 晴れの舞台で騎乗するはずだった安藤騎手を始め陣営はさぞかし無念だろう。足元などの故障ではないのが幸いで、復帰にそう時間は掛からないだろう。秋のGT戦線で、桜花賞で見せた豪脚を再び見せて欲しいものである。
 
 尚、本紙予想は明日掲載したいと思う。





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ボレーだ!!ヘッドだ!!魔球FKだ〜!!  【男子サッカー  北京五輪2次予選】

 サッカー北京五輪アジア地区2次予選、敵地で香港代表と対戦したU−22日本代表はMF本田のFK等で相手を一蹴し4−0で快勝した。これで最終戦を待たずにB組1位で最終予選進出する事が確定した。


【試合結果】

U-22日本代表  4−0  U−22香港代表

(得点者)
 前 7分  李
 前45分  平山
 後 7分  本田圭
 後15分  水野 

<コメント>
  既に最終予選行きのキップを手にしている日本は、最終予選でのシード権獲得を目標に、グループ1位で突破する事が2次予選でのミッションとなったが、あっさりと(と言うかあっけなく)クリアした。格下とは言え終始香港を圧倒し前半で勝負を決めた。スポーツニュースのダイジェスト新聞記事でしか見ていないので試合内容の詳細はコメントできないが、後半開始早々にMF本田が決めた不規則な曲がり方をしたFKは見る者を釘付けにしただろう。最終予選に進出する他のチームにも強烈な印象を与えた。本人もどう曲がるか分からないと言う究極のマジックが、これまでとは比べものにならないアジアの強国が集う最終予選でも威力を発揮すれば、日本のオリンピック出場はグッと近付いて来る。後はFW平山の運動量がもう少し多くなれば、と言う事か・・・。この試合でも得点は上げたが、指揮官の評価はいつも通り辛口だった。その指揮官に加え川渕Cからも喝を入れられたようだが、それは期待の裏返しと言う事だろう。
  
  FKと言う、誰にも邪魔されない聖域で大きな武器を得たU−22の若き面々。この後、どのような武器を備えて先に進むのか注目したい。


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2007年05月16日

名騎手でさえも降ろされる厳しい世界  【競馬(日本ダービ) 騎手交代劇】

 27日に行われる競馬日本ダービー東京競馬場芝2,400m)に出走予定の皐月賞4着馬、アドマイヤオーラは武豊騎手から岩田康誠騎手に乗り替わる事が分かった。これはオーナーサイドの意向によるもの。一方、武豊騎手は同じくダービー出走予定の京都新聞杯優勝馬、タスカータソルテに騎乗する。

<コメント> 
  荒れるレースが続いている春のGTレースだが、ダービーに出走する有力馬の騎手交代と言う衝撃的なニュースが飛び込んで来た。
  オーナーサイドの意向による騎手の乗り替わりは良くある事だが、乗り替わる馬が互いにそれまでのお手馬だった事は興味深い事である。  アドマイヤオーラは皐月賞で上がり3F出走メンバー最速だった事から直線の長い東京競馬場で勝算ありとオーナーサイドが踏んだのだろう。武騎手は誰もが認める名ジョッキーで日本ダービーとの相性も良い。だが、今年に限って言えばリーディングでトップを走る岩田騎手の方が乗れていると判断して、白羽の矢を立てたのだろう。
  
  一方、言い方は悪いがお手馬を「降ろされた」形となった武豊騎手は京都新聞杯を勝ってダービーに挑むタスカータソルテに騎乗する事が決まった。実はこの馬、京都新聞杯までは岩田騎手のお手馬なのである。今シーズンは、騎乗停止で出遅れ勝ち運にも見放されている武騎手だが今シーズンのリーディングジョッキーが乗っていた馬で逆襲する事が出来るか。
  
  競馬の祭典、日本ダービーまで後1週間とちょっと。ターフの外では既に陣営の駆け引きが始まっている。



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2007年05月15日

今年こそ狙った獲物を捕える「黄金の鷲」となれるか?  【プロ野球パリーグ 楽天5連勝】

 プロ野球は15日、セ・パ両リーグ6試合が行われた。この内、球団新記録の5連勝を目指すパリーグ楽天日本ハムと対戦し、注目の新人田中が先発し1点に抑えたものの8回に追いつかれ延長にもつれ込んだ。しかし、延長12回に勝ち越しそのまま逃げ切り球団新記録となる5連勝を成し遂げた。日本ハムと楽天は同率で4位。

【15日の結果】

楽   天 1 0 0  0 1 0  0 0 0  0 0 1  3
日本ハム 0 0 0  0 0 0  1 1 0  0 0 0  2

 福 盛(2勝0敗)
 武田久(1勝1敗)

[本塁打] 田中幸4号(日)


◎セリーグ
巨 人  5−0 横 浜
中 日  4−0 ヤクルト
広 島  7−2 阪 神

◎パリーグ
ロッテ     2−1  西 武
ソフトバンク 5−1  オリックス  

<コメント>
 久し振りにプロ野球を取り上げる。
 「ゴールデンイーグル」と言うのが、瀕死の老舗企業を次々に買収していく外国の投資ファンドを舞台にした著書「ハゲタカ」(真山 仁著)に登場する投資ファンドの代表、鷲津政彦の異名である事を知っている人はかなりの読書通であると思う。

 一方、プロ野球界の「ゴールデンイーグル」と言えば東北楽天である事を知っている人は、巨人がジャイアンツである事を知っている人より少ないとしたら、これまたかなりの野球通なのかも知れない。

 東北のゴールデンイーグルは、球団が創設されて3シーズン目でようやく通算100勝を達成すると、連勝記録もチーム新記録となる5連勝を成し遂げるなど、昨年までとはちょっと違う面を見せている。過去2シーズンはイーグル=鷲のような、狙った獲物は逃さないと言うイメージとは程遠い物だったが、野村監督がクビを懸けると公言した今シーズン、ここまで順位は4〜5位を彷徨っているものの、借金3は決して悪い数字ではない。今日の試合も相手が昨年のような勢いが感じられない日本ハムとは言え、一度追いつかれた試合をモノにする等、勝利に執着出来るチームになって来た。
 今シーズンは、チームのエースとして期待されながらこれまで怪我などで満足な働きが出来なかった岩隈投手が戻って来た事に加え、田中、永井といった新人が早くも頭角を現してきたのが大きい。打撃陣も磯部が一時リーディングでトップに立ち久々に好調を維持しており、山崎も打点で上位に顔を出すなどベテランが中心となりチームを引っ張っている。

 1〜3位のチームが勝率5割を超えている為、Aクラス入りにはまだ大きな壁が立ちはだかっているが、今の調子を維持出来れば、もしかすると実り多き秋を迎えられるのかも知れない。私事ではあるが、故郷仙台から誕生したチームなだけに是非プレーオフに進出してほしいものである。
 












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2007年05月14日

放った矢は北京まで届くのか?  【アーチェリー 世界選手権選考会】

スポーツナビ より〜

 アーチェリーの世界選手権(7月、ドイツ・ライプチヒ)代表最終選考会最終日は13日、静岡県掛川市のつま恋グリーンスポーツ広場で行われ、五輪種目のリカーブ男子で、アテネ五輪銀メダリストで44歳の山本博(日体大教)は4位で補欠となり、同選手権14大会連続の代表入りはならなかった。
  代表は男子がアテネ五輪代表の古川高晴(近大職)、2005年世界選手権2位の守屋龍一(ミキハウス)、天野良太(近大)。女子はシドニー五輪5位の北畠紗代子(ミキハウス)、今春の世界室内選手権優勝の早川浪(日体大)、桜沢明代(清瀬病院)となった。
  全日本アーチェリー連盟は、今夏の世界選手権で北京五輪出場枠を獲得した選手を五輪代表に内定する方針のため、山本の五輪出場は厳しくなった。

<コメント>
 世界最大のスポーツイベントであるオリンピックがいよいよ来年に迫ってきた。ソフトボール等、既に幾つかの競技で出場する事が内定となっている競技もあるが、いよいよ代表選考会が本格的に始まる時期となってきている。
 
  そんな中、2004年のアテネ五輪で自身20年ぶりにメダル(銀メダル)を獲得し、一躍時の人となった「中年の星」山本選手の北京五輪への出場が極めて厳しい状況となった。この大会で4位となった選手にはアジア枠を懸けて争われる大陸選考会への出場権が与えられるが、その前に行われる世界選手権に出場する日本人が全てオリンピックの出場枠を獲得するとその時点で道が絶たれる事になる。
  
  アーチェリーと言えば、過去オリンピックに何度も出場し入賞の経験もある大ベテラン松下和幹選手がいる。ちなみに今回の選考会にも出場している。世代交代が進みにくい事は別にして、他の競技と違い選手寿命が長いスポーツである。

  試合後のインタビューで、既に北京は諦めたようなニュアンスをほのめかしている。その後の事は語っていない。今は結果を受け入れなければならない悔しさでいっぱいなのだろう。世代交代の必要性を感じこのまま現役を退くのか、北京の次を見据えるのか、それとも一度消えた炎を再び燃やし北京を目指すのか、その答えが出るのは世界選手権に出場する日本選手の結果次第と言う事になると思う。

ロサンゼルス五輪で銅、アネテ五輪で銀メダルを獲得し、世の中年に希望を与えた男は、この後どのような道を歩もうとしているのだろうか。











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2007年05月13日

清に捧げるラブソングは、波乱に満ちたラブソング 【競馬 第2回ヴィクトリアマイル】

  競馬の第2回ヴィクトリアマイルが13日、東京競馬場芝1,600mで行われ、12番人気のコイウタが直線で抜け出し5度目の挑戦でGT初制覇を成し遂げた。鞍上の松岡騎手もGT初制覇。オーナーは歌手の前川清。
  レースは、アサヒライジングが勢い良く先頭に立ちペースを作り最後の直線へ。ここで荒れた内側を嫌い全馬外側に膨れた所を、敢えて内に入ったコイウタが抜け出し、ゴール前の接戦を制した。1番人気のカワカミプリンセス、2番人気のスイープトウショウは共に見せ場を作る事無く馬群に沈んだ。人気薄の馬が上位に入った為、配当は先週に続き高配当となった。

【レース結果】

1着   コイウタ      松岡 正海
2着   アサヒライジング  柴田 善臣
3着   デアリングハート   藤田 伸二
4着  △キストゥヘヴン    横山 典弘
5着  ▲ジョリーダンス   安藤 勝己


<コメント> 今日も一句ひねってみた。

  万馬券 取れぬと嘆く 競馬ファン
         取ったファンの 所在や何処  by  職 人
          
        
  
 今春吹き荒れる「GT万馬券症候群」。今回もその臭いは漂っていたが、まさか現実になるとは・・・。
 新旧女王対決として注目を集めた第2回ヴィクトリアマイルは、主役が共倒れとなり脇役が主役に転じて、またしても高配当が連発する荒れた結果となった。コイウタの馬主である歌手の前川清氏の驚きつつもほくそ笑んでいる顔が目に浮かぶ。     
  
 終わってみれば先行したアサヒライジング等が最後まで粘り、末脚を身上とする人気上位馬にとっては、辛いレースとなった。
 コイウタに騎乗した松岡騎手は、先月行われた皐月賞でもサンツェッペリンで波乱の一端を担い、この日も最後の直線で荒れた内側を嫌って外側に出る馬が続出するのを、リスクを冒して内側を掬った騎乗ぶりはお見事の一言に尽きる。
 2着のアサヒライニングは、自分のレースをして粘っての2着。この馬のスタートダッシュが1つのポイントとなったが、やはり気分良く先行させるとしぶとい馬である。

 それに対して人気となったカワカミプリンセスとスイープトウショウは見せ場なく惨敗した。まず、カワカミプリンセスはやはり休み明け初戦である事と、この馬にとって1,600mをうまく立ち回れる器用さがないのかも知れない。もう少し長い距離の方が実力を発揮できるような気がする。
 一方、スイープトウショウの敗因は分からない。パドックで普段より大人しかったのは成長したのではなく走る気がなかったのか、それとも衰えが見え始めているのか。何れにしてもじゃじゃ馬お嬢様の気まぐれで、今回泣かされた予想屋は多いだろう。

 来週のオークス、再来週のダービーと春のGTレースもいよいよ佳境に入る。来週のオークスは、有力馬とそれ以外の馬の実力に開きがあるので堅い決着となる可能性が今までよりはあると思うが、府中の森にはびこる「GT万馬券症候群」の猛威は、都内で流行している麻疹の猛威と似ている。そう簡単には収束しないような気もして・・・。


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2007年05月12日

熱き女の戦いの結末は?    【競馬 ヴィクトリアマイル】

競馬の第2回ヴィクリトアマイルは13日、東京競馬場芝1,600mのコースで行われる。これまでのGTレースは、人気薄の馬が上位に入るケースが多い傾向にあり、先週行われたNHKマイルカップでは973万円の高配当馬券も飛び出すなど、波乱のレースが続いている。女達、いや牝馬の間で行われる熱き戦いも果たして波乱となるのだろうか。

【本紙予想】
  GT馬4頭が名を連ねた今年のヴィクトリアマイルのメンバー構成を見ると昨年の3歳時のGTレースで活躍した馬が目立つ。一方、ステップレースの傾向を見ると、昨年から始まったレースだけにデータは少ないものの、第1回も含めるとマイラーズカップや阪神牝馬Sで上位に入着した馬が中心になると予想される。

 そこで本紙の本命だが、3枠6番カワカミプリンセスと4枠7番スイープトウショウのどちらかを推したい。前者は、休養明けで馬体の状態が気になるのと、乗り役が変わるのをどう取るか。後者は、東京コースで2着2回と言う実績があるものの勝った事が無いのをどのように考えるか。
 スイープトウショウは、昨秋のエリザベス女王杯ではカワカミプリンセスの後塵を拝したものの(実際はカワカミプリンセスが12着降着)牝馬相手では無類の強さを誇っている事、休養明けのマイラーズカップで2着に入り復調を感じさせた今回こそ狙い頃と見る。更に東京コースで勝った事が無いものの2着2回(3回連を外しているが、何れも牡馬相手である。)と堅実な走りを見せているだけに大きなマイナス材料とはならないと判断し、連は外さないだろうと言う意味も込めて本命は4枠7番スイープトウショウとしたい。
 対抗馬は3枠6番カワカミプリンセス。秋華賞でもそうだったように休養明けは確かに走るが、今回は復調途上と言う事が噂されている事に加え乗り役が変わる今回、休養明けで果たして順調にレースを運ぶ事が出来るかどうかと言う事が、スイープトウショウと比べてマイナス材料であると判断した。

 そして今回のレース、穴となりそうなのが8枠17番ジョリーダンス前走の阪神牝馬で重賞初制覇となり、2連勝と最も勢いがある。馬場が荒れていない外枠から大外を一気に駆けるシーンが見られるかも知れない。

 その他、前走の阪神牝馬で3着に入り堅実な走りを見せた2枠2番ディアデラノビア、ここのところ凡走が続いているが得意のマイルで巻き返しが期待できる4枠8番キストゥヘヴン、名手武豊がどのような手綱さばきを見せるのか注目が集まる7枠14番アドマイヤキッスまで挙げておきたい。まとめると以下の通りとなる。

 ◎  4枠 7番 スイープトウショウ
 ○  3枠 6番 カワカミプリンセス
 ▲  8枠17番 ジョリーダンス
 △  2枠 2番 ディアデラノビア
 △  4枠 8番 キストゥヘヴン
 △  7枠14番 アドマイヤキッス

 馬連で、2−7、6−7、7−8、7−14、7−18


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2007年05月09日

青チーム通過!!赤チームはブレーキ!!  【サッカー ACL】

   サッカーアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は9日、等々力陸上競技場等で第5戦が行われた。日本から出場している川崎Fと浦和は、ホームにアレマ・マラン(インドネシア)を迎えた川崎Fが中村のゴール等で3−0と相手を圧倒して勝利を収め、日本勢として初の一次予選突破を決めたのに対し。アウエーでペルシク・ケディリ(インドネシア)と対戦したE組の浦和は、終盤に失点し3−3で引き分けた。
 浦和は23日の最終戦で1次リーグ突破を懸けて勝ち点差1のシドニーとホームで直接対戦する。川崎はアウエーでバンコク・ユニバーシティー(タイ)と対戦する。

【試合結果】
 川崎F  3−0  アレマ・マラン

 浦 和  3−3  ペルシク・ケディリ


<コメント>
 ACLに日本から出場している2チームの内、まずは川崎Fが第一関門を突破した。今大会は浦和の方が注目度が高かったが、韓国の強豪、全南をホームとアウエーの両方で退ける等全体的に危なげない試合運びで予選を突破した。FW我那覇の出場停止で一時はどうなるかと思われたが、逆にチームの結束力を高めたような気がする。また代わりの選手が活躍しその穴を埋めた。その我那覇も決勝トーナメントには出場できる見通しとなり、層が厚くなった川崎Fの決勝トーナメントでどのような試合運びをするのか楽しみになって来た。

 一方大会前は注目度が高かった浦和レッズ。川崎F同様、順調に勝点を伸ばしていったがここ2試合で、ブレーキが掛かり決勝トーナメント進出の行方は最終戦までもつれ込む事になった。今シーズンはJリーグでもそうだが、昨年まで鉄のように硬かった守備の壁が金属疲労を起こしたかのように崩れているのが気に懸かる。出場停止や怪我等でベストメンバーが組めない状態とは言え、この試合でも相手に3点を献上してしまった。昨年の事を考えると信じられない光景である。選手の監督批判などここの所ピッチ外で話題となっているが、ホームで行われる最終戦は選手、スタッフ一丸となって予選突破を目指して欲しい。個人的には、このような修羅場を国内外で幾度となく潜り抜けて来たであろう小野の出来がカギを握っているような気がする。予選突破出来るかどうか。昨年のJリーグ王者は正念場を迎えようとしている。


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2007年05月08日

不屈の男も病気には勝てず・・・   【大相撲 栃東引退】

  大相撲の大関栃東が7日、現役引退を正式に発表した。3月に行われた春場所で頭痛を訴え、途中休場し病院で検査した結果、過去に脳梗塞を発症していた事が判明し、このまま相撲を取り続ければ生命に関わると言う診断を受け、引退を決断した。今後は年寄栃東を襲名し後進の指導に当たる。

<コメント>
  プロのスポーツ選手なら誰でもいつかは頭をよぎる「引退」の2文字。ボロボロななるまでやり尽くして引退する者、華のある内に身を引く者、そして自分の意思以外の要因で不本意ながら引退する者・・・。今回の栃東の引退は一体どれに当てはまるのだろうか。

 大関を2度陥落したにも関わらず、不屈の闘志ですぐに復帰し綱獲りを期待された時期もあった。病気が無ければ、まだ相撲を取る力は十分あっただけに残念である。脳梗塞、高血圧と言う生命に関わる病気を患い土俵を去っていく事に一抹の寂しさを感じているのは、何を隠そう栃東本人だろう。「一生懸命やったので悔いはない」と言う引退会見での言葉の裏には、まだ本当は相撲を取りたいと言う感情が見え隠れしているような気がした。

 今はとにかくお疲れ様と言いたい。まずは体を治して欲しい。そして、いつか父、本人も成し得なかった「横綱 栃東」を輩出して欲しいと願うばかりである。


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2007年05月07日

明暗分かれたドーハの盟友  【サッカー J2】

  サッカーのJ2東京Vは7日、編成会議を開き成績不振による解任が噂されていたラモス瑠偉監督の続投を発表した。東京Vは5月3日に行われた水戸戦でクラブワーストタイの7連敗を喫し、ラモス監督の解任は決定的とされていたが、去就が注目されていた6日の京都との試合で4−1と大勝した。東京Vは現在7位。

 一方、昨年J1で17位に終わり今季J2に降格したC大阪の都並敏史が解任される事が明らかになった。C大阪は現在9位と低迷している。

<コメント> 
 ドーハの盟友が明暗を分けた。クラブワースト7連敗を喫した時点で次の京都戦の結果に関わらず解任が決定的となっていたラモス監督は、一転続投となった。J1復帰を目指すかつての名門は、今シーズンも7位と決してJ1復帰が容易に叶う状況ではない。だが続ける事の方が難しいと言い、選手を叱咤激励して崖っぷちとなった京都戦を勝利した事がフロント、経営陣の心を動かした。ようやく長いトンネルから抜け出した名門は、この後どのような戦いをして這い上がって行くのか注目したい。

  一方関西の名門ヤンマーの血を引くC大阪は今季J2に降格し、1年でのJ1復帰を目指すべくその命運を仙台を指揮した経験を持つ都並に託したが出だしでつまづき、9位と低迷している。リーグの佳境はこれからで、この時期で監督解任と言うのは意外な気もするが、これ以上傷口を広げたくないと言う上層部の判断なのだろう。
 東京VとC大阪の勝点の差はわずか1。その僅か1の差でドーハの盟友の明暗が分かれた。監督の座を追われる者、そして一度は追われる筈だったそのイスに再び残る事が決まった者。どちらの状況も修羅場である事に間違いはない。2人の盟友は、この後どのようにしてこの修羅場を潜り抜けて行くのだろうか。


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