競馬の第54回有馬記念(GT)が27日、中山競馬場芝2,500mで行われ、2番人気に支持されたドリームジャーニーが最後の直線で前を行くブエナビスタをかわし今年最後のビックレースを制すると共に宝塚記念に続くグランプリレース連覇を果たした。同一年のグランプリレース連覇は史上9頭目。
2着には1番人気のブエナビスタ、3着には8歳馬エアシェイディが入った。
【第54回有馬記念競走成績】1着 ◎ドリームジャーニー 池添謙一 2分30秒0
2着 ×ブエナビスタ 横山典弘
3着 △エアシェイディ 後藤浩輝
4着 ○フォゲッタブル ルメール
5着 マイネルキッツ 三浦皇成
<コメント> 勢いの3歳か。それとも古馬が意地を見せるか。2009年の競馬を締めくくるグランプリレースは、夏(春)のグランプリホースが連覇を果たし、「政権交代」に待ったをかけた。
日本の政権が民主党に代わって我々の生活も変わろうとする等、まさに激動の一年だった日本社会。競馬界でも、今年最後のビックレースに3歳勢が大挙押し寄せ「政権交代」を迫った。また、長年代わらなかった騎手リーディングトップの座も交代した。何か節目の年になるような予感がする中で迎えた有馬記念。しかし今回のメンバーの中では古馬の大将格とも言えるドリームジャーニーが、それはまだ早いとばかりに閃光の如き末脚でそれらの勢いを封じ込め、今年の中央競馬を締めた。
レースは大方の予想通り、リーチザクラウンがレースを引っ張る展開。澱みのない流れになった事もドリームジャーニーや3着に入ったエアシェイディ等、後方でチャンスを窺っていた馬に味方したと言えるだろう。
逆に味方しなかったのは2着に入ったブエナビスタだろうか。秋に入り、ゴール直前で捕らえ切れないレースが続いた事もあってか、新パートナーの横山騎手は馬の行く気に任せて前の位置でレースを進めたがゴール前で同じ脚質の馬に差されたのは、何と皮肉な事か。しかし差されてなお食い下り、能力の高さを示したブエナビスタ。今回のレースで引き出しが増えた事で来年がますます楽しみである。
さてドリームジャーニーに話を戻すと、この馬の父はステイゴールド、母の父はメジロマックイーン。共に現役時代、ターフを沸かせた馬である。しかし惜しいながらも有馬記念のタイトルには手が届かなかった。前者はグラスワンダー、そして後者は「あっと驚く」と言う冠まで付いたダイユウサクに屈した。
今年は父子制覇など「ブラットスポーツ」と言われる競馬の醍醐味味を感じる機会が多かったような気がする。最後も血統の世界を楽しむ事が出来る結果となった。血統的には晩成型の部類に入るであろうドリームジャーニー。来年更にパワーアップした姿を見たいものであると共にこれからの活躍が楽しみである。
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posted by スポーツ職人 at 23:21| 東京 ☀|
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